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台湾之星が5Gの新料金プランを提供開始、オンライン限定で無料から



台湾の移動体通信事業者(MNO)でTSTAR (台湾之星)として展開するTaiwan Star Telecom (台湾之星電信)は無料から始まる第5世代移動通信システム(5G)に対応した段階制プランの提供を開始した。

基本使用料は無料に設定されており、データ通信、音声通話、SMSの使用量に応じて料金が発生するため、まったく使用しない月は料金が発生しない。

データ通信は第4世代移動通信システム(4G)と5Gで料金が異なり、4Gを使用すると1GBごとに30新台湾ドル(約110円)、5Gを使用すると1GBごとに60新台湾ドル(約220円)が発生し、最大で899新台湾ドル(約3,300円)となる。

899新台湾ドルに到達後も通信速度は低下しないため、データ通信は無制限で利用できる。

ただ、テザリングの利用は最大で50GBに設定されており、テザリングに限りデータ通信量が50GBを超過後は当月末まで通信速度が最大10Mbpsに制限される。

5Gに非対応の4G向け段階制プランも用意しており、1GBごとに30新台湾ドルが発生することは変わらないが、最大で99新台湾ドル(約370円)と499新台湾ドル(約1,800円)の2種類を用意している。

99新台湾ドルのプランでは月間データ通信容量が最大で4GBに設定されており、データ通信量が4GBを超過後は当月末まで通信速度が最大128kbpsに低下する。

499新台湾ドルのプランでは499新台湾ドルに到達後も通信速度の制限は行わず、無制限でデータ通信を利用できる。

4G向け段階制プランは5G向けと異なり、テザリングの利用は通常のデータ通信と同じ扱いとなる。

いずれもオンラインに限定して加入を受け付け、加入時に設定費として300新台湾ドル(約1,100円)が発生するほか、12ヶ月の定期契約が必要となっている。

音声通話およびSMSの無料分は含まれておらず、データ通信とは別に音声通話は1分あたり1新台湾ドル(約3.7円)、SMSは1件あたり1新台湾ドルが発生する。

なお、通信方式は5GとしてNR方式、4GとしてLTE方式、第3世代移動通信システム(3G)としてW-CDMA方式を導入しており、NR方式に準拠した5Gサービスは2020年8月4日に商用化した。

周波数はNR方式で3.5GHz帯の40MHz幅、LTE方式で900MHz帯の5MHz幅*2または10MHz幅*2および2.6GHz帯の20MHz幅*2、W-CDMA方式で900MHz帯の5MHz幅*2および2.1GHz帯の5MHz幅*2を使用している。

Bandはそれぞれn78、Band 8およびBand 7、Band VIIIおよびBand Iである。

NR方式はLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用しており、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を実装してLTE方式と同時通信を行う。

EN-DCを適用時の5Gサービスとしての通信速度は理論値が下り最大950Mbpsに達し、LTE方式に準拠した4Gサービスの通信速度の理論値は下り最大500Mbpsとなる。

5Gではマクロセル用の無線装置はフィンランドのNokia Corporationの完全子会社でフィンランドのNokia Solutions and Networks、スモールセル用の無線装置は台湾のASUSTeK Computer (華碩電脳)の完全子会社で台湾のAskey Computer (亞旭電脳)より調達している。

Taiwan Star Telecom

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