OPPO製の5G端末OPPO 20500が技適通過、n3にも対応
- 2021年01月08日
- 携帯電話総合
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。
中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のNR/LTE端末「20500」が2020年12月9日付けでTACOYAKIを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。
工事設計認証番号は020-200187。
モバイルネットワークはNR (FR1, FDD) 1800(n3) MHz, NR (FR1, TDD) 3700(n77) MHz, LTE (FDD) 2100(B1)/900(B8) MHz, LTE (TDD) 3500(B42)/2500(B41) MHzで認証を受けている。
Bluetoothや無線LANの周波数でも通過しており、無線LANの周波数は2.4GHz帯および5GHz帯を利用できる。
20500は未発表端末の型番となる。
通常のGuangdong OPPO Mobile Telecommunicationsの規則ではなく、移動体通信事業者(MNO)の型番規則でもないため、詳細は不明である。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式で認証を受けており、日本ではn3は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で使用する1.8GHz帯でNR方式を導入する場合に運用することになるが、まずはKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)が導入の認定を受けている。
ただ、工事設計認証の内容から20500はn3で15MHz幅を利用できるほか、SoftBankもn3の導入を検討しているため、1.8GHz帯で15MHz幅*2を保有するSoftBankを想定して認証を取得したとも予想できる。
LTE方式の周波数もSoftBankが運用する基本的な周波数と一致するが、工事設計認証で判明した情報から納入先などを断定することはできない。
これまでにGuangdong OPPO Mobile Telecommunicationsが日本でSIMロックフリーで展開または移動体通信事業者を通じて発売したスマートフォンとは異なる型番が付与されているほか、対応周波数が限定的であるため、試作機またはスマートフォンではない製品の可能性も考えられる。
なお、Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsはスマートフォンではない5Gに対応した製品として据置型無線LANルータを開発していることが分かっている。
認証業務を実施したTACOYAKIは工事設計認証などを行う者として総務大臣の登録を受けた大阪府大阪市に所在する登録証明機関である。
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