レバノンの携帯電話事業者Alfaとtouch、営業時間を短縮
- 2021年01月08日
- 海外携帯電話
レバノンの移動体通信事業者(MNO)でAlfaとして展開するMobile Interim Company 1 (MIC1)およびtouchとして展開するMobile interim company no.2 (MIC2)は営業時間を短縮した。
レバノン政府は2021年1月5日付けで厳格な活動制限の実施を発表し、2021年1月7日の5時から2021年2月1日の5時までを対象期間として営業停止などを義務付けた。
すべての公共機関、行政機関、地方自治体、独立行政法人、教育関連施設、公園、海岸、運動場が営業停止の対象機関となり、対象期間は閉鎖する必要がある。
ただ、一部の機関は必要な業務の運営に限り営業が許可されている。
営業を許可する機関のひとつに指定されたインフラストラクチャ関連機関には携帯電話、固定電話、インターネットなど各種通信サービスを提供する機関、通信分野などの規制を司る電気通信省(Ministry of Telecommunications:MoT)などが含まれる。
そのため、Mobile Interim Company 1およびMobile interim company no.2、そして固定通信事業者で電気通信省傘下の政府組織であるOgeroは営業を継続できる。
営業を許可する機関に関しては、業種に応じて営業を許可する時間帯が決まっている。
営業を許可する時間帯は24時間、5時から12時、5時から15時、5時から17時、8時から12時、8時から15時、8時から17時のいずれかで、移動体通信事業者と固定通信事業者を含めた通信事業者は8時から15時に指定された。
移動体通信事業者の販売店などは通常時であれば夕方以降も営業する店舗も少なくないが、対象期間は営業時間の短縮が余儀なくされる。
表記の時間帯はすべて東欧州時間である。
Mobile Interim Company 1およびMobile interim company no.2は電気通信省が管理する国有の移動体通信事業者で、いずれも通信方式は第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式、第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を運用する。
Ogeroは固定通信事業者であるが、固定通信用途でGSM方式、LTE方式、そして第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を導入しており、ベイルート-ラフィク・ハリリ国際空港(BEY)においてレバノンの航空会社でMiddle East Airlines (ミドル・イースト航空)として事業を行うMiddle East Airlines AirLibanが運営するCedar Loungeでは5Gを通じた無線LANを提供している。
なお、ベイルート-ラフィク・ハリリ国際空港もインフラストラクチャ関連機関として営業が許可されているが、2021年1月11日以降は到着する旅客数を2020年1月の20%を上限とするなどの条件が設定されている。
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