ミャンマーのTelenor Myanmarが通話とSMSの一部を無料化、データ通信の停止で
- 2021年02月06日
- 海外携帯電話
ノルウェーのTelenorの完全子会社でミャンマー(ビルマ)の移動体通信事業者(MNO)であるTelenor Myanmarは一部の音声通話およびSMSを無料化すると案内した。
Telenor Myanmarの携帯電話番号に発信する場合の音声通話およびTelenor Myanmarの携帯電話番号に送信する場合のSMSを期間限定で無料化するという。
対象期間の具体的な日時は明示していないが、2021年2月6日付けで週末を対象とすることを案内しているため、2021年2月6日および2021年2月7日が対象になると思われる。
Telenor Myanmarの通話料はTelenor Myanmarの携帯電話番号を含めたすべてのミャンマー国内の携帯電話番号および固定電話番号に発信する場合は1分当たり28ミャンマーチャット(約2.1円)に設定されており、一部の料金プランに限りTelenor Myanmarの携帯電話番号に発信する場合は1分当たり12ミャンマーチャット(約0.9円)で通話できる。
また、Telenor MyanmarのSMS送信料はTelenor Myanmarの携帯電話番号を含めたすべてのミャンマー国内の携帯電話番号に送信する場合は1通当たり15.75ミャンマーチャット(約1.2円)に設定されている。
ミャンマーでは携帯電話番号ポータビリティ(MNP)が導入されておらず、電話番号の割当状況から移動体通信事業者を判断することが可能である。
ミャンマーの政府機関で電気通信分野などの規制を司る運輸・通信省(Ministry of Transport & Communications:MoTC)傘下の郵電局(Posts and Telecommunications Department:PTD)が情報を提供した2020年9月4日までの電話番号の割当状況を参照すると、エリアコードの9または09の次に続く3桁が740、75x、76x、77x、78x、79xの電話番号がTelenor Myanmarの携帯電話番号となる。
ミャンマーでは運輸・通信省の指示に従いTelenor Myanmarを含めたすべての移動体通信事業者および固定通信事業者が2021年2月6日の9時(ミャンマー標準時)過ぎから2021年2月7日の23時59分(同)までデータ通信の提供を停止することになった。
Telenor Myanmarはデータ通信の提供の停止を受けて、連絡手段を確保する目的で音声通話およびSMSの一部を無料で提供することを決定した。
なお、Telenor Myanmarの公式ウェブサイトは動作しておらず、Twitterで公式アカウントを通じて案内している。
ただ、ミャンマーではすべての移動体通信事業者および固定通信事業者がデータ通信の提供を停止する状況で、SMSで通知がなければミャンマー国内から案内を確認することは容易でないと思われる。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。