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オマーンのOmantelがモバイル向けに5Gを提供開始、スマホで利用可能に



オマーンの移動体通信事業者(MNO)であるOman Telecommunications Company (Omantel)は携帯通信用途で第5世代移動通信システム(5G)の提供を開始した。

Oman Telecommunications Companyは2019年12月11日に5Gサービスを商用化したが、当初は固定通信用途に限定していた。

2021年2月8日より5Gサービスを提供する対象を拡大しており、スマートフォンをはじめとした携帯通信用途でも利用できる。

ポストペイドプランおよびプリペイドプランの両方で5Gに対応した料金プランを提供しており、それぞれ音声通話を利用できる料金プランとデータ通信専用の料金プランを用意している。

5Gの通信方式はNR方式を採用しており、無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。

周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用しており、具体的な周波数範囲と帯域幅は3400~3500MHzの100MHz幅となる。

NR BandはFR1のn78である。

NR Bandとしては世界で最も導入事例が多いn78を採用しているが、n78に対応したすべての端末でOman Telecommunications Companyの5Gを利用できるとは限らない。

まずは中国のHuawei Technologies (華為技術)製、中国のHonor Device (栄耀終端)、中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製の一部のスマートフォンで5Gを利用できると案内している。

2021年2月8日時点でOman Telecommunications Companyが取り扱う機種としては、Huawei Technologies製のHUAWEI P40 Pro、HUAWEI Mate 20 X (5G)、HUAWEI Mate 30 Pro 5G、HUAWEI nova 7 SE 5Gで5Gを利用できる。

Oman Telecommunications Companyは米国のApple製、中国のOnePlus Technology (Shenzhen) (深圳市万普拉斯科技)製、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製の5Gに対応したスマートフォンも取り扱い、一部の機種は製品名に5Gも付されているが、2021年2月8日時点では5Gを利用できないことを留意しておきたい。

将来的にはApple製およびSamsung Electronics製のスマートフォンは5Gに対応する予定と案内しているが、具体的な時期は公表していない。

なお、Oman Telecommunications Companyはオマーンで最初に5Gを商用化した移動体通信事業者である。

5Gの基地局はスウェーデンのEricssonより調達している。

Omantel

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