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シンガポールのAntina、5G基地局ベンダはNokiaを選定



フィンランドのNokia Solutions and Networksはシンガポールの移動体通信事業者(MNO)であるAntinaより第5世代移動通信システム(5G)を展開するための基地局ベンダとして選定されたと発表した。

Nokia Solutions and Networksはシンガポール全土で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式のスタンドアローン(SA)構成に対応した機器を供給することになる。

Nokia AirScaleポートフォリオおよびNokia Cloud RANソリューションの機器を包括的に提供し、スタンドアローン構成に準拠した無線アクセスネットワーク(RAN)の構築を支援する。

また、屋内用にはNokia Solutions and Networksのスモールセルソリューションおよびその他の無線アクセス製品を提供する計画という。

使用する周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯となっている。

東南アジアでは初めてとなるスタンドアローン構成に準拠した無線アクセスネットワークの共有ネットワークとなることも公表している。

AntinaはシンガポールのStarHub (星和)の完全子会社でシンガポールの移動体通信事業者であるStarHub Mobileおよび同じくシンガポールの移動体通信事業者であるM1 (第一通)が5Gを共同整備する目的で設立した合弁会社である。

議決権持分比率はStarHub MobileおよびM1が50%ずつで、登記上の本店所在地はStarHub Mobileの本社と同一となる。

シンガポールでは5Gの免許の交付前には4社の移動体通信事業者が存在したが、5Gの導入初期に5Gの整備に適した周波数となる3.5GHz帯の免許は2枠に限定されていたため、StarHub MobileおよびM1は免許を共同取得し、5Gを共同整備することで決定した。

3.5GHz帯を使用した5Gに関してはAntinaが移動体通信事業者として無線アクセスネットワークの構築および運用を担当し、StarHub MobileおよびM1に5Gを提供する。

そして、StarHub MobileおよびM1が卸提供を受けて仮想移動体通信事業者(MNO)として5Gを提供する形態となる。

事実上、移動体通信事業者であるStarHub MobileおよびM1が共有する無線アクセスネットワークとなり、StarHub MobileおよびM1がそれぞれ独自に構築および運用するコアネットワークに接続することも決定している。

Nokia Solutions and Networksが案内する通り、スタンドアローン構成の無線アクセスネットワークを共有する事例は東南アジアでは初めてである。

Nokia

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