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VEONがアルジェリアのDjezzyを売却、旧Orascom Telecomが展開



オランダを拠点とする英領バミューダ諸島のVEONはアルジェリアの移動体通信事業者(MNO)でDjezzyとして展開するOptimum Telecom Algeriaを売却したと発表した。

VEONは2021年7月1日から2021年9月30日までに持株会社でアルジェリアのOmnium Telecom Algerieを売却できる権利を2021年7月1日付けで行使してOptimum Telecom Algeriaの売却も完了したという。

2021年6月30日以前のOmnium Telecom Algerieに対する持分比率はVEONがマルタのOratel InternationalおよびマルタのMoga Holdingを通じて合計で45.57%、アルジェリア政府が管理する政府系ファンドであるFonds National d’Investissementが51%、アルジェリアのCevitalが3.43%である。

また、Optimum Telecom Algeriaに対するOmnium Telecom Algerieの持分比率は99.99%となっている。

VEONによる持分比率は50%を下回るが、株主間契約でVEONが経営管理を行えるため、VEONはアルジェリアの持株会社および事業会社を支配すると判断し、いずれも連結子会社として位置付けていた。

VEONは45.57%の全部をFonds National d’Investissementに売却したため、同時にFonds National d’Investissementは持分比率を96.57%に高めたことになる。

Optimum Telecom Algeriaは第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式、第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を導入している。

2001年に15年間の2Gの免許を取得し、2016年に5年間の更新が許可されたほか、2013年には15年間の3Gの免許、2016年には15年間の4Gの免許を取得した。

アルジェリアでは2019年12月5日に48県から58県に増加したが、2020年12月31日時点で増加前の48県のうち45県で4Gを整備し、人口カバー率と面積カバー率いずれもアルジェリアで最大という。

2020年12月31日時点でアルジェリアの携帯通信サービスの加入件数は約4,520万件で、人口普及率は約105.1%である。

Optimum Telecom Algeriaの加入件数は約1,410万件で、アルジェリアの3社の移動体通信事業者のうち2番目かつ占有率は約31.2%となっている。

なお、VEONは子会社でエジプトのGlobal Telecom Holding (GTH)を通じてアルジェリアで携帯通信事業を展開していたが、2020年9月9日付けでアルジェリアの携帯通信事業をVEONに移管した。

Global Telecom Holdingは旧社名がOrascom Telecom Holding (OTH)であるが、VEONが子会社化したことでOrascomの名称を使用できなくなり、2013年9月に社名をGlobal Telecom Holdingに変更することになった。

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