インドにおける2021年5月の携帯電話加入件数が判明
- 2021年08月24日
- 海外携帯電話
インドの政府機関で電気通信分野の規制を管轄するインド電気通信規制庁(Telecom Regulatory Authority of India:TRAI)は2021年5月の電気通信分野の統計資料を発表した。
電気通信分野の統計資料では2021年5月21日時点の携帯通信サービスの加入件数を掲載している。
携帯通信サービスの加入件数はアーバンエリアで前月21日の約6億4,562万件から約6億4,148万件、ルーラルエリアでは前月21日の約5億3,749万件から約5億3,536万件となり、いずれも前月21日から減少することになった。
アーバンエリアとルーラルエリアを合計した全体の加入件数は前月21日の約11億8,311万件から減少して約11億7,684万件となっている。
また、移動体通信事業者(MNO)別の加入件数の占有率も掲載している。
移動体通信事業者別の占有率は2021年5月末時点の情報となる。
占有率は1位がReliance Jio Infocommで約36.64%、2位がBharti Airtelで約29.60%、3位がVodafone Ideaで約23.59%、4位がBharat Sanchar Nigam (BSNL)で約9.89%、5位がMahanagar Telephone Nigam (MTNL)で約0.28%、6位がReliance Communicationsで約0.001%となった。
順位は前月から変動がない。
移動体通信事業者の加入件数には仮想移動体通信事業者(MVNO)に卸提供する回線も含まれることに留意しておきたい。
6社の移動体通信事業者のうち国有企業が2社、民間企業が4社で、国有企業の占有率は約10.17%、民間企業の占有率は約89.83%となっている。
国有企業はBharat Sanchar NigamおよびMahanagar Telephone Nigamの2社で、それぞれ提供エリアが完全に異なるため、相互に国内ローミングを提供している。
2021年5月は最大の純増数がReliance Jio Infocommの3,554,722件、最大の純減数がBharti Airtelの4,613,521件となった。
最大の純減はBharti Airtelであるが、Vodafone Ideaも4,281,532件とBharti Airtelに近い大幅な純減を記録した。
大手3社としては1社が大幅な純増、2社が大幅な純減を記録し、明暗が分かれた。
Reliance Jio Infocommは2021年5月も好調を維持している。
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