docomo GALAXY Tab 7.0 Plus SC-02D レビュー

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NTT docomo向けのSamsung Electronics製W-CDMA/GSM端末「docomo タブレット GALAXY Tab 7.0 Plus SC-02D (以下、SC-02D)」を触ったので、SC-02Dについて感じたことを簡単に書いておこうと思う。
約7.0インチのディスプレイを搭載したタブレット型端末である。
OSにはAndroid 3.2 Honeycomb Versionを採用している。
普段はLG Optimus Pad L-06C(以下、L-06C)を使っているので、SC-02Dはコンパクトで軽く感じた。
完全に片手で操作することは難しいが、持ちながら操作しても特に重くは感じないだろうと思う。
カラーバリエーションはPure Whiteのみが用意されている。
フロントのディスプレイの周りは黒色で、ナビゲーションキーは搭載していない。

リアが白色である。
ロゴの向きから考えると、縦向きに使うことを前提としているのだろうか。
Honeycombは横向き強制のアプリケーションもあるが…

ホーム画面は5面となっている。
左上の検索アイコンからは素早く検索することが可能である。
ナビゲーションキーは画面上に表示される。
ステータスバーの左に配置されているナビゲーションキーは左からクリアキー、ホームキー、マルチタスクキー、スクリーンショット撮影キーとなっている。
スクリーンショット撮影キーをタッチすると、その画面のスクリーンショットを撮影することが可能である。
ステータスバーの右には時間や電池アイコンや電波アイコンやその他の各種通知が表示される。

ホーム画面の何もない部分を長押しするかホーム画面の右上にある＋を押すと、ホーム画面のカスタマイズの設定が表示される。
壁紙の変更やホーム画面に配置するアプリやウィジェットの選択はここから行う。

ステータスバーの真ん中にあるマークをタッチすると、電話やSMS等へ簡単にアクセスすることが可能である。
タスクマネージャーを標準で備えているのは嬉しい機能である。

タスクマネージャーにはRAMマネージャーが入っている。
バックグラウンドで稼働しているプロセスを終了することが可能で、動作が少し重くなってきたなと感じた時に活用できるだろう。

ディスプレイは静電容量方式のタッチパネルに対応している。
タッチパネルの反応はよく、誤反応や無反応になることは少なかった。
マルチタッチの同時検知点数は10点であった。

標準ブラウザを使用してみた。
スクロールやマルチタッチの動きは概ね良好である。
滑らかな動きをするものの、高速でスクロールやマルチタッチの操作をすると画面の表示が追い付かない時もあった。
発売までに改善してもらいたいと感じた部分である。
標準ブラウザでのユーザーエージェントは下記の通り。
Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 3.2; ja-jp; SGH-N024 Build/HTJ85B) AppleWebKit/534.13 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Safari/534.13
メーカー型番はSGH-N024のようである。

カメラについては作例をアップしておいたので、そちらを参考にしておいてもらいたい。
設定は特に弄らず、画像サイズは最大の2048*1536で撮影。
アップした作例は下記の画像をクリック。(更にリンク先の画像をクリックすると無加工の作例の閲覧が可能)

使用したアプリケーションはAnTutu Benchmark、Linpack for Android、NenaMark1、NenaMark2、Quadrant Standard Editionの5種類である。
AnTutu Benchmarkのトータルスコアは5091、Linpack for Androidのマルチスレッド処理のスコアは66.588～73.079、NenaMark1のスコアは59.20、NenaMark2のスコアは42.10、Quadrant Standard Editionのスコアは3065。
SC-02DのFingerprintは下記の通り。
samsung/SC-02D/SC-02D:3.2/HTJ85B/2DOMKJ4:eng/test-keys

AnTutu Benchmarkの詳細は下記の通り。

認証の電磁的表示にも対応しており、日本と米国と欧州の認証が表示可能である。

今回レビューしたSC-02Dのバージョン情報は下記の通り。
Model number：SC-02D
Android version：3.2
Baseband version：SC02DOMKJ3
Kernel version：2.6.36-SC02DOMKJ4-CL566107 se.infra@SEP-69 #3
Build number：SC-02D-eng 3.2 HTJ85B 2DOMKJ4 test-keys SC02DOMKJ4

動作面では全体を通して良好に感じた。
UIはメーカー独自のカスタマイズが施されており、L-06Cより使いやすく感じたところである。
ただ、ブラウザでの素早い動きで画面表示が追い付いてこなかったり、マーケット表示時にキーボードが無反応になる事象も見られたので、その辺りは発売までに改善してもらいたいところである。
タブレット型端末としてはコンパクトで軽いので、モバイル用としても活躍してくれそうである。
レビューした端末は製品版ではなく、最終仕様は異なる可能性もあるので注意してもらいたい。
動作等の感じ方は現在使っている端末の違いや個人の感覚によって左右されるので、実際に購入を検討している場合は実際に触ってみてから判断することを強く勧める。
追加事項あれば、当記事に追記していく予定である。