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SK Telecomの会社分割、新設会社の社名を決定



韓国の最大手の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecomは会社分割に伴い発足する新設会社の社名を決定したと発表した。

SK Telecomは2021年10月12日に開催する臨時株主総会で決議することを前提として、2021年11月1日に会社分割を実行する。

存続会社の社名はSK Telecomを維持し、新設会社の社名がSK Squareとなる。

ICT(情報通信技術)分野を広範にカバーし、融合および革新を通じて持続可能な未来の価値を育てるビジョンを反映して、新設会社の社名には英語で広場や乗を意味する単語を取り入れた。

2021年11月1日以降、存続会社はAI(人工知能)およびデジタルインフラ領域、新設会社は半導体およびICT投資領域の事業に集中することになる。

それぞれの領域で成長の加速を図ることで、韓国のICTエコシステムの発展に貢献するという。

携帯通信事業を含めた通信事業は存続会社がデジタルインフラ領域の事業のひとつとして継続するため、移動体通信事業者として行う携帯通信事業は引き続きSK Telecomが展開する。

存続会社は携帯通信事業を主力事業として第5世代移動通信システム(5G)の強化などに努めるが、AIやデジタルなどの新事業の開拓および展開も強化する方針である。

新設会社は韓国のSK hynix、韓国の11Street、スイスのID Quantique、ドイツのTechmakerなど16社の権利義務を承継することが決定している。

基本的にSK Telecomが業績報告でNew ICT事業として分類してきた事業を新設会社に移管することになる。

なお、SK Telecomの業績報告では通信事業以外のほとんどの事業をNew ICT事業として分類する。

半導体から将来の技術革新まで積極的に投資して技術力を確保し、国際的なICT分野の投資会社として跳躍することを新設会社の目標に掲げている。

SK Telecomは加入件数を基準として韓国で最大手の移動体通信事業者である。

2021年6月30日時点で携帯通信サービスの加入件数は3,162万6,000件となった。

5Gの加入件数は769万6,000件で、5Gは全体の約24.3%を占めている。

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