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タイのTrueが2021年Q2の業績を発表、5Gは100万件に



タイのTrue Corporationは2021年第2四半期の業績を発表した。

2021年6月30日に終了した3ヶ月間となる2021年第2四半期の連結売上高は前年同期比0.2%減の337億9,700万タイバーツ(約1,114億7,326万円)、所有者に帰属する当期純損益は前年同期比123.7%減で2億9,900万タイバーツ(約9億8,620万円)の赤字となった。

業績の発表に伴い事業分野別の業績も公表している。

携帯通信事業の売上高は前年同期比1.3%減の273億4,900万タイバーツ(約902億571万円)である。

事業間取引を調整前の全事業の合計売上高のうち携帯通信事業は69.2%を占めた。

業績報告の事業区分を基準としてTrue Corporationにとって最大の事業が携帯通信事業となっている。

携帯通信事業は主に子会社でタイの移動体通信事業者(MNO)であるTrue Move H Universal Communicationおよびタイの仮想移動体通信事業者(MVNO)であるReal Moveが担当している。

なお、Real Moveはタイの国有の移動体通信事業者であるNational Telecomの回線を使用する。

2021年6月30日時点の事業データも公表した。

携帯通信サービスの加入件数は前年同期比5.1%増の3,169万8,000件となった。

このうち、ポストペイド回線が1,051万4,000件で33.2%、プリペイド回線が2,118万3,000件で66.8%を占めた。

また、第5世代移動通信システム(5G)の加入件数は100万件に達したという。

5Gの加入件数は100万件の大台に到達したが、全体の3.2%にとどまる。

2021年第2四半期のタイバーツ(THB)ベースのARPUは209タイバーツ(約689円)となった。

業績の発表に合わせて5Gの整備に関しても言及している。

すでにタイのすべての都県で5Gを整備し、5Gの人口カバー率は首都・バンコク都を含むバンコク都市圏で98%、東部経済回廊で95%に達したと案内しているが、2021年3月31日時点の数値と変わりない。

2021年第3四半期以降の展望として5Gに対応した携帯端末の低廉化に伴い、5Gの普及が加速すると期待を示した。

2021年6月30日には韓国の移動体通信事業者であるKT Corporationと提携することを発表しており、共同で5Gの活用事例などを開拓する計画である。

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