auがeSIMの提供を開始
- 2021年08月27日
- KDDI-総合
KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)はauの携帯通信サービスでeSIMの提供を開始した。
auでは2021年8月26日より個人顧客を対象として4G (VoLTE)または5Gのスマートフォン向けにeSIMを提供している。
KDDIが運営するau Online Shopや日本全国のau取扱店で従来の物理的なSIMカードであるau ICカードに加えて新たにeSIMも選択することができる。
eSIMは内蔵式のSIMカードである。
携帯通信サービスの利用に必要なプロファイルと呼称される加入者識別情報を遠隔で書き込むことで、携帯通信サービスの利用が可能となる。
利用者はスマートフォンにプロファイルをダウンロードする操作などが必要となるが、申し込みから開通までオンラインで完結できるため、物理的なSIMカードを装着する手間や配送に要する待ち時間を省ける。
なお、Liquidが提供するeKYCを利用して本人確認を完了した場合に待ち時間を省くことができると案内している。
eSIMを利用する場合は対応したスマートフォンを用意する必要があり、対応したスマートフォンはauの公式ウェブサイトに掲載されている。
米国のAppleが展開するiPhoneシリーズのスマートフォンではOSのバージョンがiOS 13以降のiOSでeSIMを利用できるため、必要に応じて事前にソフトウェアのアップデートを実施するよう求めている。
設定には無線LANを利用するため、無線LANを利用できる環境を事前に準備したうえで手続きを進めるよう案内しており、無線LANの環境の準備が困難な場合はau取扱店で手続きを行える。
プロファイルのダウンロードはMy auのアプリケーションやQRコードの読み取りなどの方法を用意し、QRコードの読み取りを選択する場合は利用するスマートフォンとは別にQRコードを表示する端末も用意する必要がある。
物理的なSIMカードからeSIMに変更する場合やeSIMを別のスマートフォンで利用する場合は再発行手続きが必要で、My auでは事務手数料が発生しないが、au取扱店では2,200円(税込)が発生する。
au Online Shopで契約した顧客には電話でも相談を受け付けるが、プロファイルをダウンロード後に誤って削除した場合はMy auで再発行手続きを行えないため、au取扱店で再発行手続きが必要となることに留意しておきたい。
eSIMを利用するための準備や詳細な手順は申し込みの方法によって異なり、auの公式ウェブサイトに詳細な情報を掲載しているため、利用を検討する場合は事前に詳細な情報を十分に確認したうえで決定することを強く推奨したい。
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