楽天モバイル向けGalaxy S10で技適マーク認証番号に不備、アップデート実施
- 2021年08月27日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)および韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)の日本法人であるSamsung Electronics Japan (サムスン電子ジャパン)はRakuten Mobileが販売したSamsung Electronics製のスマートフォン「Galaxy S10」に関して特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(以下、技適マーク)に併記される認証番号の表示に不備が確認されたことを発表した。
具体的にはGalaxy S10の一部のソフトウェアにおいて、技適マークに併記される電波法に基づく工事設計認証番号および電気通信事業法に基づく設計認証番号の変更が正しく反映されていない事象が発生しているという。
対応策も案内しており、2021年9月2日の10時に提供を開始するソフトウェアのアップデートを通じて正しい認証番号に表示を修正する予定である。
そのため、Rakuten MobileおよびSamsung Electronics Japanは協力して顧客に周知を進めるとともに、ソフトウェアのアップデートを実施するよう求めている。
対象の個体はRakuten Mobileが2019年12月3日に販売を開始したGalaxy S10のうち2020年6月25日以降にソフトウェアのアップデートを実施した個体となる。
Samsung Electronicsは2020年6月25日よりGalaxy S10にソフトウェアのアップデートを提供して無線LANの規格のひとつであるIEEE 802.11axを追加しており、それに伴い認証番号を変更した。
本来はIEEE 802.11axを追加後のソフトウェアでは変更後の新しい認証番号を表示する必要があるが、認証番号の変更が正しく反映されずに古い認証番号を表示していた。
Galaxy S10の製品自体は法令の技術基準に適合かつ認証も取得しており、機能や安全面などで問題はないことを明確化しているが、適切な状態で使用するためにソフトウェアのアップデートを適用するよう案内している。
2021年9月2日の10時に提供を開始するソフトウェアのアップデートを適用すると、ソフトウェアのビルド番号はRP1A.200720.012.G973CONU1CUB1となる。
また、認証番号は電波法に基づく工事設計認証番号が005-102278、電気通信事業法に基づく設計認証番号がADF19-0152005に修正される。
最新のソフトウェアにアップデートを完了するまでに、使用中のソフトウェアのバージョンによって必要なソフトウェアのアップデートの回数が異なり、最大で3回も必要となる場合があることに留意しておきたい。
なお、Galaxy S10の認証取扱業者はRakuten MobileではなくSamsung Electronicsである。
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