KDDIが大阪環状線と山手線の駅間でも5G整備
- 2021年09月14日
- KDDI-総合
KDDIは2021年9月13日にまでにWest Japan Railway Company (西日本旅客鉄道:以下、JR西日本)の大阪環状線の駅間およびEast Japan Railway Company (東日本旅客鉄道:以下、JR東日本)の山手線の駅間などで第5世代移動通信システム(5G)の構築を完了したと発表した。
大阪環状線および山手線の全駅のホームでは2021年6月30日までに5Gの整備を完了していたが、新たに駅間でも5Gの構築を完了したという。
さらにJR東日本の中央・総武線の東京駅から中野駅までの計14駅のホーム、東十条駅を除いた京浜東北線の品川駅から赤羽駅までの計18駅のホーム、埼京線の大崎駅から赤羽駅までの計8駅のホーム、SEIBU RAILWAY (西武鉄道)の新宿線の西武新宿駅から野方駅までの計7駅のホームでも2021年9月13日までに5Gの構築を完了したと案内している。
KDDIは2021年6月30日に鉄道路線5G化を宣言しており、2021年度末までに関西で5路線、関東で21路線において主要区間の駅のホームおよび駅間で5Gを整備する計画である。
また、KDDIは2021年9月13日までに日本全国の80ヶ所の商業地域でも5Gを整備したことを発表した。
優先的に5Gの整備を進める重点地域として定めた日本全国の乗降者数が上位の駅を中心とした80ヶ所の商業地域において5Gを構築したという。
80ヶ所の商業地域に加えて、隣接した地域でも5Gの構築を進めている。
筆者が拠点とする近畿地方では京都府は京都駅、大阪府は大阪駅および梅田駅、なんば駅、心斎橋駅、京橋駅、北新地駅、天王寺駅、鶴橋駅、新今宮駅、福島駅、天満駅、本町駅、中津駅、兵庫県は三ノ宮駅が5Gを整備した商業地域に含まれている。
KDDIが整備した5GはKDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)が提供するau、UQ mobile、povoの携帯通信サービスで利用することができる。
auでは2020年3月26日、UQ mobileでは2021年9月2日より5Gを提供しており、povoでは2021年9月14日より5Gの提供を開始することになった。
KDDIは乗降者数が上位の駅を中心とした日本全国の商業地域で5Gを整備することで、鉄道路線5G化を加速すると表明している。
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