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スロベニアのA1 Slovenijaが5Gを商用化



オーストリアのTelekom Austriaの完全子会社でスロベニアの移動体通信事業者(MNO)であるA1 Slovenijaは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

2021年9月8日より5Gの提供を開始している。

まずはスロベニアの首都・リュブリャナ市、マリボル特別市、ツェリェ特別市の一部が5Gの提供エリアとなっている。

2022年12月末までには5Gの人口カバー率を60%以上に拡大する計画である。

すべての料金プランが5Gに対応しており、5Gの利用に追加料金は発生しない。

ただ、5Gを利用するためには5Gに対応したSIMカードと携帯端末が必要となる。

また、契約種別によって通信速度の最大値を制御しているため、料金プランに応じて通信速度の最大値が異なる場合がある。

通信速度は個人および法人向けの音声通話に対応したポストペイド回線では下り最大1Gbps/上り最大100Mbpsに達するが、音声通話に対応したプリペイド回線では下り最大40Mbps/上り最大5Mbps、データ通信専用回線では下り最大200Mbps/上り最大50Mbpsに制限されている。

5Gに対応した携帯端末は5機種のスマートフォンから選べる。

韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S21、Samsung Galaxy S21+、Samsung Galaxy S21 Ultra、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のXiaomi Mi 10T ProおよびXiaomi Mi 11iの5機種で5Gを利用できる。

5Gの無線方式はNR方式を採用しており、無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。

周波数および帯域幅はサブ6GHz帯の3.5GHz帯の100MHz幅を使用している。

まずは3.5GHz帯を使用して主要都市で5Gの整備を進めているが、すぐにサブ6GHz帯の700MHz帯の10MHz幅*2も5Gの整備で使用を開始する予定である。

NR Bandは700MHz帯がFR1のn28で、3.5GHz帯がFR1のn78となる。

カバレッジの確保に有利な700MHz帯を中心として2022年12月末までに60%以上の人口カバー率を達成する目標を定めている。

これまでに、スロベニアでは2社の移動体通信事業者が5Gを商用化した。

そのため、A1 Slovenijaはスロベニアで3番目に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。

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