楽天グループ、楽天シンフォニーを法人化へ
- 2021年10月01日
- Rakuten-総合
Rakuten Group (楽天グループ)はグループ内の事業組織である楽天シンフォニーを法人化することで決議したと発表した。
また、楽天シンフォニーの法人化に加えて、法人化した楽天シンフォニーにおける資本業務提携の検討を開始することでも決議したという。
楽天シンフォニーはRakuten Communications Platform (RCP)を含めたRakuten Groupのグループ内で保有する通信用のプラットフォームに関連した事業を展開する国際的な事業組織として始動している。
クラウドネイティブなオープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)インフラストラクチャに関連した製品やサービス、子会社および組織などを楽天シンフォニーに集約し、世界の通信事業者、企業、政府機関に通信用のプラットフォームなどを提供する計画である。
日本、シンガポール、インド、欧州(ヨーロッパ)、中東およびアフリカ、米国(アメリカ)で事業を展開する国際的な事業組織となるが、責務の明確化、機動的かつ柔軟な意思決定および業務執行、世界に通信用のプラットフォームなどを提供する体制の整備などを目的として、楽天シンフォニーを法人化することになった。
新設する法人の名称は仮称と案内しているが、楽天シンフォニー株式会社として日本法人を設立して法人化する計画を公表している。
さらに新設する法人である楽天シンフォニー株式会社では提携企業と事業上の提携に加えて、資本などの受け入れも検討を進めるという。
ほかに楽天シンフォニーに関して開示すべき事業が発生した場合は速やかに開示すると説明している。
これまでに、楽天シンフォニーの名称を含む法人としてはシンガポールのRakuten Symphony Singaporeが存在することが分かっている。
Rakuten Groupの完全子会社で日本の移動体通信事業者(MNO)であるRakuten Mobile (楽天モバイル)がシンガポールで設立したRakuten Mobile Singaporeの社名をRakuten Symphony Singaporeに変更した。
楽天シンフォニーはシンガポールでも事業を展開することが公式に発表されており、シンガポールではRakuten Symphony Singaporeが楽天シンフォニーの事業を担当する事業体として機能すると思われる。
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