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台湾大哥大がSA構成の5G検証に合格、5GCはノキア



台湾の移動体通信事業者(MNO)であるTaiwan Mobile (台湾大哥大)は第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式のスタンドアローン(SA)構成に関して台湾の政府機関で電気通信分野などの規制を担う国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)による公式検証に合格したと発表した。

Taiwan Mobileが国家通訊伝播委員会によるSA構成の公式検証に合格した最初の移動体通信事業者で、SA構成の商用化が準備できていることを案内している。

公式検証の詳細な内容は公表していないが、技術面や安全面などで国家通訊伝播委員会が確認を実施したと思われる。

Taiwan Mobileは2020年7月1日に5Gを商用化したが、当初は無線アクセスネットワーク(RAN)構成として第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3を採用した。

NSA構成のOption 3では5Gの特徴のひとつである超高速大容量を実現できるが、SA構成のOption 2では超高速大容量に加えて低遅延高信頼、同時多接続、ネットワークスライシングの実現も可能となる。

そのため、SA構成のOption 2の導入に向けて取り組んでいる。

すでにSA構成のOption 2ではキャリアアグリゲーション(CA)の試験も完了している。

NR方式の周波数はサブ6GHz帯の700MHz帯および3.5GHz帯を使用する。

NR Bandは700MHz帯がFR1のn28で、3.5GHz帯がFR1のn78となる。

CAではn28とn78を使用しており、CAを実装前の状態と比較して5Gの通信速度は約30%の高速化、5Gのカバレッジは約35%の拡大を確認したという。

SA構成のOption 2ではコアネットワークとして5G向けの5GCを使用する必要がある。

フィンランドのNokia Solutions and NetworksがRANとともに5GCをTaiwan Mobileに供給する唯一の企業となっている。

Taiwan MobileはNokia Solutions and Networksと協力してSA構成の5Gを整備することになる。

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