Galaxy S21 Ultra後継機種の米国版がFCC通過、製品名はGalaxy S22 Noteか
- 2021年12月12日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「SM-S908U」が2021年12月10日付けで米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過した。
FCC IDはA3LSMS908Uである。
モバイルネットワークはNR (FR1, FDD) n2/n5/n7/n12/ n25/n30/n66/n71, NR (FR1, TDD) n38/n41/n77, NR (FR2, TDD) n258/n260/n261, LTE (FDD) B2/B4/B5/B7/ B12/B13/B14/B25/ B26/B30/B66/B71, LTE (TDD) B38/B41/B48, W-CDMA II/IV/V, GSM 850/1900で認証を受けている。
Bluetooth、無線LAN、超広帯域無線(Ultra Wideband:UWB)、NFC、無線給電、S Penの周波数でも通過している。
無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応しており、周波数は2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯も利用することができる。
S Penの周波数はモーションの検出で530~600kHzを使用する。
未発表端末の型番であるが、型番規則からSamsung Galaxy S21 Ultraの後継機種に相当し、Samsung Galaxy S22シリーズの最上位機種に該当すると推測できる。
ただ、製品名はSamsung Galaxy S22 UltraではなくSamsung Galaxy S22 Noteとして発表するとの情報がある。
型番の末尾が米国向けのUであるため、米国版がFCCの認証を通過したことになる。
なお、Samsung Electronicsは型番規則の一部を変更し、Samsung Galaxy S22シリーズでは変更後の型番規則を適用する。
FCCでは米国で利用できる周波数に限り認証を実施しており、FCCで認証を受けていないモバイルネットワークの通信方式および周波数としてはNR (FR1, FDD) n1/n3/n8/n20/n28, NR (FR1, TDD) n48/n78, LTE (FDD) B1/B3/B8/B18/ B19/B20/B28, LTE (SDL) B29, LTE (TDD) B39/B40/B46, W-CDMA I/VIII, GSM 900/1800に対応している。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式はサブ6GHz帯を中心とするFR1に加えてミリ波(mmWave)を中心とするFR2で定義された周波数を利用できる。
電池パックの型番はEB-BS908ABYで、新規開発の電池パックが採用されている。
製造はSamsung Electronicsの完全子会社でベトナムのSamsung Electronics Vietnam Thai Nguyenが担当するため、ベトナムのタイグエン省に所在する工場で製造することになる。
Samsung Galaxy S22シリーズのスマートフォンは2022年第1四半期に発表すると思われる。
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