マカオ特別行政区の2021年末の携帯電話加入件数が判明
- 2022年01月30日
- 海外携帯電話
マカオ特別行政区の政府機関で電気通信分野などの規制を司る郵電局(Direccao dos Servicos de Correios e Telecomunicacoes)はマカオ特別行政区における電気通信分野の統計資料を更新した。
毎月下旬を目安に更新する電気通信分野の統計資料の更新に伴い2021年12月末時点の携帯電話サービスの加入件数が判明している。
事実上の2021年末時点の情報となり、携帯電話サービスの加入件数は前月末の1,279,936件から減少して1,274,747件となった。
2021年7月までは10ヶ月連続で減少し、2021年8月からは4ヶ月連続で増加していたが、2021年12月には減少に転じた。
マカオ特別行政区政府は四半期ごとにマカオ特別行政区の人口を発表しており、直近で発表した2021年9月末に終了した3ヶ月間となる2021年第3四半期末時点の人口は約682,300人となっている。
加入件数と人口の数値には1四半期の開きがあるが、参考程度に単純計算でおおよその携帯電話サービスの人口普及率は約186.83%となることが分かる。
加入件数は契約種別ごとの内訳も開示しており、第3世代移動通信システム(3G)のポストペイド回線は28,355件、3Gのプリペイド回線は9,311件、LTEのポストペイド回線は852,430件、LTEのプリペイド回線は384,651件となった。
定義は3GがW-CDMA方式またはCDMA2000方式を利用できる回線で、LTEが第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と3Gを利用できる回線である。
3Gは世代の名称で、LTEは無線方式の名称となるが、統計資料では3GおよびLTEとして表記しているため、同様の表記を採用した。
なお、マカオ特別行政区の移動体通信事業者(MNO)ではすでに第2世代移動通信システム(2G)の運用を終了しており、第5世代移動通信システム(5G)は導入していない。
支払方式別の比率はポストペイド回線が880,785件で約69.09%、プリペイド回線が393,962件で約30.91%、通信方式別の比率は3Gが37,666件で約2.95%、LTEが1,237,081件で約97.05%となった。
マカオ特別行政区の移動体通信事業者はCompanhia de Telecomunicacoes de Macau (澳門電訊:CTM)、Hutchison – Telefone (Macau) (和記電話(澳門))、SmarTone – Comunicacoes Moveis (數碼通流動通訊(澳門))、China Telecom (Macau) (中國電信(澳門))の4社である。
電気通信分野の統計資料では4社の移動体通信事業者が集計の対象となる。
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