NTTドコモとJTOWERが通信鉄塔インフラシェアリングに関する基本契約に合意
- 2022年03月27日
- docomo-総合
NTT DOCOMOとJTOWERは既存の通信鉄塔のインフラシェアリングに関する基本契約の締結を決定したと発表した。
既存の通信鉄塔のインフラシェアリングを推進することを目的として、NTT DOCOMOとJTOWERは既存の通信鉄塔のインフラシェアリングに関する基本契約に合意している。
合意の内容にはNTT DOCOMOが保有する最大6,002基の通信鉄塔を最大1,062億円でJTOWERに譲渡するとともに、NTT DOCOMOがJTOWERに譲渡した通信鉄塔をJTOWERから借り受ける取引が含まれている。
NTT DOCOMOはインフラシェアリングの推進による経済的な第5世代移動通信システム(5G)の通信網の構築に取り組んでいる。
取引の実現によって設備運用のさらなる効率化が可能になるという。
JTOWERは通信事業者が保有する既存の通信鉄塔の買い取りと通信鉄塔への事業者の誘致およびシェアリングの促進に注力している。
取引を実現することでタワーシェアリング会社としての事業基盤の大幅な拡大が期待できる。
NTT DOCOMOとJTOWERは条件が整った通信鉄塔から譲渡を順次実行する。
譲渡が完了した通信鉄塔はJTOWERがNTT DOCOMO以外の移動体通信事業者(MNO)を含めた通信事業者などへの新規利用の誘致を強化する計画である。
利用する通信事業者の設備投資および運用に係るコストの効率化を実現するほか、5Gの早期整備の促進を見込んでいる。
また、NTT DOCOMOとJTOWERは通信鉄塔に関する取引を通じてインフラシェアリングの分野で連携を強化するという。
既存のインフラの有効活用は環境に対する配慮と持続可能な社会の実現にも貢献することになる。
さらに通信業界全体に資する社会課題の解決に向けて取り組むと表明している。
スポンサーリンク