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DIGNO SANGA editionとAndroid One S9はハードウェア共通



KYOCERA (京セラ)製のスマートフォン「DIGNO SANGA edition (KC-S304)」および「Android One S9 (S9-KC)」はハードウェアが共通であることを確認できた。

米国の政府機関である連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を取得時に付与されるFCC IDを確認すると、いずれもJOYEB1084である。

FCCの認証ではKC-S304とS9-KCは同一機器の扱いであることを意味するため、KC-S304とS9-KCはハードウェアが共通で、メーカー型番はEB1084と分かる。

ただ、製品として対応する周波数が異なり、NR方式のFR1のn78およびLTE方式のB18/B19はKC-S304では対応するが、S9-KCでは非対応となるため、ソフトウェアの制御で周波数を変更したと考えられる。

日本国内で利用できる周波数が異なることから、日本の認証は異なる機器として取得している。

特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(技適マーク)に併記される電波法に基づく工事設計認証の工事設計認証番号はKC-S304が011-220003、S9-KCが011-210026、電気通信事業法に基づく設計認証の設計認証番号はKC-S304がADF22-0008001、S9-KCがADF21-0153001で、それぞれ異なる。

KC-S304はKYOCERAの子会社でKyoto Purple Sanga (京都パープルサンガ)が運営する京都サンガF.C.のJ1昇格記念グッズとして製品化した。

京都サンガF.C.オフィシャルオンラインショップに限定して受注商品として販売し、配達開始日の2022年2月25日が事実上の発売日となる。

S9-KCはSoftBank Corp.と同社の子会社であるWILLCOM OKINAWA (ウィルコム沖縄)がY!mobileで2022年3月24日に販売を開始している。

KC-S304はS9-KCより早くに発売したが、京都サンガF.C.の2022シーズンのJ1昇格が決定した2021年11月28日より早い2021年11月18日にFCCの認証を取得したため、メインのリファレンスモデルはS9-KCで、KC-S304はS9-KCをベースに開発したと考えられる。

すでにS9-KCの製品化が確定した段階で、2021シーズンの終盤に京都サンガF.C.の12年ぶりのJ1復帰が現実味を帯びてきたため、当事者間では京都サンガF.C.のJ1復帰が確定した場合はS9-KCをベースにJ1昇格記念グッズとしてKC-S304を製品化する方向で調整してきたと推測できる。

通信事業者の製品として展開するS9-KCはSoftBank Corp.が発売日を決定するため、販売元の都合で発売日を決定した結果としてKC-S304の方が早くに発売したと思われる。

KC-S304は通信事業者の製品ではないため、SoftBank Corp.以外の日本の通信事業者で使用することも想定して周波数を追加した。

製造国は2機種とも日本となっている。

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