日本向けにRedmi Note 11 Pro 5Gを準備中か、B42を追加
- 2022年04月17日
- Android関連
中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)はスマートフォン「Redmi Note 11 Pro 5G」を日本で発売する見通しであることが分かった。
複数の認証機関でRedmi Note 11 Pro 5Gの型番として220116SGと2201116SRが存在することを確認できる。
型番の末尾がRの場合は日本向けとなる事例が多いため、2201116SRは日本向けに準備していると思われる。
2201116SRは2022年1月10日付けで米国(アメリカ)の政府機関である連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)、2022年1月17日付けでEMVCo、2022年1月28日付けでBluetooth SIGの認証を通過した。
FCCで公開された資料によると、電気的にはリファレンスデバイスである2201116SGと同一で、一部のデータは2201116SGのデータを再利用したという。
また、主要な変更点はNR (FR1, FDD) n66, LTE (FDD) B66, LTE (SDL) B32を削除し、LTE (TDD) B42を追加したと説明している。
主要な移動体通信事業者(MNO)が携帯通信用途でLTE (TDD) B42を運用する国や地域は日本に限られるため、日本で販売するためにLTE (TDD) B42を追加したと考えられる。
すでに2201116SGはグローバル向けに発売しており、通信方式および対応周波数が公表されている。
FCCで公開された変更点を反映すると、2201116SRの通信方式および対応周波数はNR (FR1, FDD) n1/n3/n5/n7/ n8/n20/n28, NR (FR1, TDD) n38/n40/n41/ n77/n78, LTE (FDD) B1/B2/B3/B4/ B5/B7/B8/B12/ B13/B17/B18/B19/ B20/B26/B28, LTE (TDD) B38/B40/B41/B42, W-CDMA I/II/IV/ V/VIII/XIX, GSM 850/900/1800/1900となる。
また、FCCではNR (FR1, TDD) n77/n78, LTE (FDD) B2/B4/B5/B7/ B12/B13/B17/B26, LTE (TDD) B38/B41/B42, W-CDMA II/IV/V, GSM 850/1900で認証を受けている。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式でもFCCの認証を取得したため、米国でも5Gを利用できると推測できる。
なお、FCCで認証を受けたE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)の組み合わせはDC_41A_n77AとDC_41A_n78Aである。
EMVCoでは2022年1月17日付けで認証を通過後は一定の情報を公開しない期間を設定していた。
しかし、2022年4月8日に情報を公開したため、遠くないうちに発表する計画と思われる。
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