Xperia 5 IVと思われるソニー製スマホがFCC通過

Tweet

Sony製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「PY7-53752E」が2022年8月30日付けで米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission：FCC)の認証を通過した。

FCC IDはPY7-53752Eである。

携帯通信網はLTE (FDD) B4/B5/B12/B13/B17, LTE (TDD) B41, W-CDMA II/IV/V, GSM 850/1900で認証を受けている。

Bluetooth、無線LAN、NFC、無線給電の周波数でも通過している。

無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応し、周波数は2.4GHz帯と5GHz帯を利用できる。

PY7-53752Eは未発表端末で、FCCの認証ではFCC IDをモデル名として扱う。

Bluetoothおよび無線LANの設計はFCC IDがPY7-93060Rの端末と共通であるため、FCCの認証ではBluetoothおよび無線LANの試験に係るデータはPY7-93060Rの結果を参照しているという。

PY7-93060Rは使用や本体のサイズからXperia 5 IVと推定できるため、Bluetoothおよび無線LANの設計が共通のPY7-53752EもXperia 5 IVと考えられる。

これまでに、Xperia 5 IVと思われる複数の型番がFCCの認証を通過している。

Xperia 5 IVは日本を含めたグローバルで展開するスマートフォンとなる見込みで、複数の型番を用意すると思われる。

FCCは米国の政府機関であるため、原則としてFCCでは米国で利用できる周波数を認証の対象とする。

そのため、FCCで認証を受けた周波数は端末が対応する周波数の一部であり、FCCの認証から端末が対応するすべての周波数を特定できることは少ない。

ただ、FCCで認証を受けた周波数の傾向から販売する国および地域もしくは通信事業者を推測できる場合がある。

PY7-53752Eはアジア向け、欧州(ヨーロッパ)向け、KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けのいずれかと思われる。

Sonyは2022年9月1日の16時にXperia 5 IVを発表する。

FCC