米Verizon、Razer Edge 5Gを発売へ
- 2022年10月02日
- Android関連
米国(アメリカ)の移動体通信事業者(MNO)でVerizon Wirelessとして携帯通信事業を行うCellco Partnershipは米国およびシンガポールを拠点とする英領ケイマン諸島のRazer製の携帯型ゲーム機「Razer Edge 5G」を発売する計画を発表した。
Razer Edge 5Gは第5世代移動通信システム(5G)に対応した携帯型ゲーム機である。
Cellco Partnershipは世界初の5Gゲーミングハンドヘルドと案内している。
仕様の一部も公表しており、OSにはAndroidを採用する。
開発には米国のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm Technologiesも協力しており、チップセットはQualcomm Technologiesが開発したSnapdragon G3x Gen 1 Gaming Platformとなる。
Verizon Wirelessの5G Ultra Widebandも利用できる。
Razerが2022年10月15日に開催するRAZERCON 2022で正式に発表する予定である。
Qualcomm TechnologiesはSnapdragon G3x Gen 1 Gaming Platformを搭載したRazer製のリファレンスモデルを発表しており、Razer Edge 5Gはリファレンスモデルをベースに開発していると思われる。
なお、Verizon Wirelessの携帯通信サービスで展開する5Gには5G Ultra Widebandおよび5G Nationwideが存在する。
2019年4月3日にミリ波(mmWave)を中心とするFR2の周波数で5G Ultra Widebandを商用化し、2020年10月13日にはサブ6GHz帯(Sub6)を中心とするFR1の周波数で5G Nationwideの提供も開始した。
当初は5G Ultra WidebandではFR2、5G NationwideではFR1の周波数を使用していたが、2022年1月19日に提供を開始したFR1のCバンドを使用した5Gは5G Ultra Widebandとして提供している。
基本的に広い帯域幅で高速通信を実現できる5Gを5G Ultra Wideband、広いカバレッジを実現できる5Gを5G Nationwideとして展開することになった。
5G Nationwideは第4世代移動通信システム(4G)と同一の周波数を使用するため、5Gでも通信速度は4Gと同等にとどまる。
Razer Edge 5Gでは高速通信を実現できるVerizon Wirelessの5Gに対応することになる。
詳細な仕様や発売時期は2022年10月15日に発表すると思われる。
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