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半導体大手TSMC専用スマホS988の技適取得が判明、熊本工場で利用か



台湾のFAR WIDE Telecommunications (遠寛電信)製のLTE/W-CDMA/GSM端末「S988」が2021年12月8日付けで米国(アメリカ)のMiCOM Labsを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得していたことが分かった。

技術基準適合証明等の種類は相互承認(MRA)による工事設計認証である。

工事設計認証番号は210-174308となっている。

携帯通信網はLTE (FDD) B1/B3/B5/B8, LTE (TDD) B38/B41, W-CDMA I/VIIIで認証を受けている。

Bluetoothおよび無線LANの周波数でも通過している。

無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応しており、周波数は2.4GHz帯と5GHz帯を利用できる。

S988はすでに米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証も通過し、本体には台湾の半導体受託生産大手であるTaiwan Semiconductor Manufacturing Company (台湾積体電路製造:TSMC)のロゴを確認できるほか、ラベルにはTSMC専用と記載されている。

FAR WIDE TelecommunicationsはTaiwan Semiconductor Manufacturing Companyの工場で利用する専用の携帯端末を開発しており、S988はTaiwan Semiconductor Manufacturing Companyの工場で利用する専用のスマートフォンとなる。

Taiwan Semiconductor Manufacturing Companyは日本国内では熊本県菊陽町の第二原水工業団地に工場を開設する計画を発表している。

2022年4月21日に着工しており、2024年12月末までに生産を開始する計画である。

Taiwan Semiconductor Manufacturing Company、Sony Groupの完全子会社であるSony Semiconductor Solutions、DENSOが資本参加する合弁会社であるJapan Advanced Semiconductor Manufacturing (JASM)を通じて工場を運営する。

S988は日本国内で利用するために日本の認証である工事設計認証を取得したと考えられるため、熊本県の工場で利用すると推測できる。

工事設計認証ではB5でも通過したが、日本ではB5を採用していないため、日本国内で利用できる周波数を考慮すると、SoftBank Corp.の回線を利用する予定と思われる。


総務省

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