NTTブロードバンドプラットフォームがローカル5Gの免許取得
- 2022年10月19日
- Local 5G
NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE CORPORATION (日本電信電話:NTT)の完全子会社であるNTT Broadband Platformはローカル5Gの基地局の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運営する電波利用ホームページを参照すると、NTT Broadband Platformが2022年9月6日付けでローカル5Gの基地局の無線局免許を取得したことを確認できる。
無線局免許の数は1局で、無線局の種別は基地局、無線局の目的は一般業務用、周波数は4800~4900MHz、出力は4Wとなっている。
監視制御所は東京都新宿区、東京都調布市、埼玉県さいたま市中央区、制御所は埼玉県さいたま市浦和区、送受信所は東京都町田市である。
NTT Broadband Platformはサブ6GHz帯(Sub6)の周波数である4.7GHz帯を使用したローカル5Gの基地局の無線局免許を取得したことが分かる。
送受信所は町田市であるため、ローカル5Gの基地局は町田市で開設する。
ローカル5Gでは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式としてNR方式を導入できるため、NR BandはFR1のn79として運用することになる。
ローカル5Gの制度上は携帯電話事業者が運用する第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式もアンカーバンドとして使用できるが、事実上のLTE方式である自営広帯域移動無線アクセス(自営BWA)の基地局の無線局免許は取得していないため、NR方式はシンプルにスタンドアローン(SA)構成のOption 2で運用する見込みである。
NTT Broadband Platformは東京都千代田区に本社が所在し、無線を利用したネットワーク接続サービスに関する業務などを展開している。
ローカル5Gなど次世代の無線通信分野にも注力する計画を示しているため、必要に応じてローカル5Gの基地局の無線局免許を順次取得すると思われる。
出資比率はNIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE EAST CORPORATION (東日本電信電話:NTT東日本)が34%、NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE WEST CORPORATION (西日本電信電話:NTT西日本)、NTT DOCOMO、NTT Communicationsがそれぞれ22%となっている。
NTT東日本、NTT西日本、NTT DOCOMOはNTTの完全子会社で、NTT CommunicationsはNTT DOCOMOの完全子会社であるため、NTT Broadband PlatformはNTTが複数の完全子会社を通じて所有するNTTの完全子会社となる。
スポンサーリンク