タイのdtacが2022年Q3の業績を発表

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ノルウェーのTelenorの連結子会社でタイのTotal Access Communicationは2022年第3四半期の業績を発表した。

2022年9月30日に終了した3か月間となる2022年第3四半期の連結売上高は前年同期比4.1%増の200億3,000万タイバーツ(約777億6,373万円)、親会社の所有者に帰属する当期純利益は前年同期比41.4%減の4億8,800万タイバーツ(約18億9,459万円)となった。

Total Access Communicationの主要事業は携帯通信事業である。

連結子会社でタイの移動体通信事業者(MNO)であるdtac TriNetを通じて携帯通信事業を行う。

dtac TriNetが携帯通信事業を含めた電気通信事業や周波数などの免許を保有している。

なお、Total Access Communicationのdtac TriNetに対する持分比率は99.99%となっている。

Total Access Communicationは同業でタイのTrueと合併で合意に達しており、当初に設定した時期までに合併が完了していないが、合併の効力発生に伴いTotal Access CommunicationおよびTrueの法人格は消滅する予定である。

業績の発表に伴い2022年9月30日時点の携帯通信事業に関する事業データを公表している。

携帯通信サービスの加入件数は前年同期比9.2%増の2,105万3,000件となった。

加入件数のうちポストペイド回線は前年同期比0.7%減の613万9,000件で29.2%、プリペイド回線は前年同期比13.9%増の1,491万4,000件で70.8%を占めている。

スマートフォンの普及率は89.7%に達した。

タイバーツ(THB)ベースの2022年第3四半期のARPUはポストペイド回線が前年同期比3.1%減の493タイバーツ(約1,914円)、プリペイド回線が前年同期比7.6%減の114タイバーツ(約443円)、合計が前年同期比8.3%減の227タイバーツ(約878円)である。

2022年第3四半期のMOUは前年同期比23.8%減の85分で、音声通話の需要は大幅な低下が続いている。

2022年第3四半期もタイの77都県で第5世代移動通信システム(5G)の整備を推進したと説明している。