ケニアのSafaricomが5Gを商用化、ケニア初の5Gに
- 2022年10月29日
- 海外携帯電話
ケニアの移動体通信事業者(MNO)であるSafaricomは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2022年10月27日より5Gの提供を開始している。
Safaricomの主要事業は携帯通信事業であるが、まずは固定通信用途で5Gを提供することになった。
料金プランは3種類を用意しており、月間データ通信容量と最大通信速度が異なる。
月額料金が3,499ケニアシリング(約4,200円)のプランでは月間データ通信容量が300GBで通信速度が最大10Mbps、5,999ケニアシリング(約7,200円)のプランは500GBで最大40Mbps、14,999ケニアシリング(約18,100円)のプランは1TBで最大100Mbpsとなっている。
月額料金のほかに1度限りの初期費用として5,000ケニアシリング(約6,000円)も発生する。
固定通信用途の5Gに対応した端末として香港特別行政区のTCL Communication製の据置型無線LANルータを用意している。
据置型無線LANルータの販売価格は25,000ケニアシリング(約30,100円)であるが、36か月の定期契約を行うと無料となる。
携帯通信用途でも5Gを提供するためにデータ通信の料金プランを準備しているという。
5Gの無線方式はNR方式を採用している。
まずは首都・ナイロビ郡、モンバサ郡、キスム郡、キシイ郡、カカメガ郡の35か所で5Gを整備した。
2023年3月末までにケニア全土の200か所で5Gを整備する計画である。
5Gの基地局を構成する無線アクセスネットワーク(RAN)の通信設備はフィンランドのNokia Solutions and Networksおよび中国のHuawei Technologies (華為技術)から調達している。
ケニアの西部ではNokia Solutions and Networksの通信設備を使用しており、西部以外の地域ではHuawei Technologiesの通信設備を使用する。
これまでに、ケニアの移動体通信事業者は5Gを商用化していないため、Safaricomはケニアで最初に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。
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