マレーシアのunifi Mobileが5G開始

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マレーシアの移動体通信事業者(MNO)でunifi Mobileとして携帯通信事業を行うWebe Digitalは第5世代移動通信システム(5G)の提供を開始した。

Webe Digitalは2022年10月31日より5Gを提供している。

既存の料金プランが5Gに対応しており、すべてのポストペイドプランと一部のプリペイドプランで5Gを利用できる。

プリペイドプランはRM 35 Monthly Unlimited LTE passに限り5Gに対応する。

5Gを利用するためには5Gに対応した料金プランに加入したうえで、オプションのUnlimited 5G Dataを申し込む必要がある。

2022年12月31日まではUnlimited 5G Dataの申し込みに追加料金は不要となっている。

Unlimited 5G Dataでは5Gのデータ通信量が無制限となるが、プリペイドプランでは申し込みから72時間以内に限り有効であることに留意しておきたい。

Webe DigitalはマレーシアのTelekom Malaysiaの子会社である。

Telekom Malaysiaは完全子会社でマレーシアのMobikomを通じてWebe Digitalを保有している。

Telekom MalaysiaのWebe Digitalに対する持分比率は91.8%となっている。

マレーシア政府は5Gの整備で単一卸売網を採用したため、マレーシア政府が設立した卸売専業の移動体通信事業者であるDigital Nasionalがマレーシアで唯一の5Gを整備する移動体通信事業者となった。

そのため、5Gの無線アクセスネットワーク(RAN)はDigital Nasionalが展開しており、Webe DigitalはDigital Nasionalから5Gの卸提供を受けてWebe Digitalの顧客に5Gを提供することになる。

Digital Nasionalは5Gの無線方式としてNR方式を採用している。

RAN構成は第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。

周波数は3.5GHz帯でNR方式、700MHz帯でアンカーバンドとして機能するLTE方式を導入しており、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)の組み合わせはDC_28A_n78Aとなる。

RANの通信設備はスウェーデンのEricssonが供給している。