NTTドコモ、近畿地方でn28の包括免許を取得

NTT DOCOMOは近畿地方で700MHz帯の第5世代移動通信システム(5G)を運用できる基地局の包括免許を取得したことが分かった。

総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications：MIC)が運用する電波利用ホームページで確認できる。

NTT DOCOMOは2022年10月3日付けで総務省の近畿総合通信局より近畿総合通信局管内を対象区域とする基地局の包括免許を取得している。

電波の型式、周波数、空中線電力を確認すると、700MHz帯で5Gの無線方式であるNR方式を運用できる模様である。

帯域幅は10MHz幅で、中心周波数は788MHzとなっている。

NR BandはFR1のn28を導入できるため、n28を運用できる基地局の包括免許となる。

2022年11月4日までに電波利用ホームページで反映された情報として2022年10月3日付けで取得した近畿総合通信局管内を対象区域とする包括免許に基づく基地局は開設していない。

運用開始の期限は2023年4月2日であるが、2022年12月までに運用を開始する見込みである。

NTT DOCOMOは公式ウェブサイトを通じて機種別の5Gのエリアとしてn28を利用できるエリアと時期を案内しており、近畿総合通信局管内でも2022年12月までに一部の地域でn28の提供を開始する。

近畿総合通信局管内で2022年12月までにn28の提供を開始するエリアは滋賀県大津市、京都府宇治市、大阪府吹田市、兵庫県姫路市、和歌山県和歌山市の一部となっている。

すでにNTT DOCOMOが販売する複数の機種がn28に対応している。

発売時点でn28に対応する機種も存在するが、発売後にソフトウェアのアップデートでn28に対応する場合もあるため、機種によってはn28を利用するためにソフトウェアのアップデートを適用する必要がある。

n28に対応した機種の一覧はNTT DOCOMOの公式ウェブサイトで確認できる。

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