米Apple、欧州でiPhone 14シリーズ向け衛星通信サービスを開始
- 2022年12月14日
- Apple関連
米国(アメリカ)のAppleは欧州(ヨーロッパ)でスマートフォン「iPhone 14」、「iPhone 14 Plus」、「iPhone 14 Pro」、「iPhone 14 Pro Max」の利用者に対して衛星経由で緊急連絡を行える安全サービスの提供を開始した。
携帯通信網や無線LANを利用できない場所で米国のGlobalstarが運用する衛星と直接通信して緊急機関にメッセージを送信することが可能となる。
Find Myのアプリケーションを通じて衛星経由で位置情報を共有する機能も利用できる。
まずは2022年11月15日に一部の海外領土を含めた米国およびカナダで提供を開始しており、欧州ではフランス、ドイツ、アイルランド、英国(イギリス)で2022年12月に提供を開始する計画を公表していた。
フランス、ドイツ、アイルランド、英国では2022年12月13日に提供を開始することになった。
2023年には対象国をさらに拡大する計画という。
衛星経由で緊急連絡の発信および位置情報の共有を行える機能はiPhone 14シリーズの4機種が対応している。
基本的に購入した国や地域は問わないため、提供を開始した国や地域に持ち込み、条件を満たした場合は動作する。
ただ、中国本土(中国大陸)、香港特別行政区、マカオ特別行政区で正規に販売したiPhone 14シリーズでは利用できないことに留意しておきたい。
OSのバージョンはiOS 16.1以降であることが条件となるため、OSのバージョンによってはアップデートが必要となる場合がある。
iOS 16.2では欧州向けに追加の機能を実装しており、携帯通信網や無線LANを利用できない場所で各地の緊急連絡を試行した場合に自動で欧州の緊急連絡番号に発信することが可能となる。
iPhone 14シリーズをアクティベーションしてから2年間は無料で利用できる。
スポンサーリンク