FCNT製のローカル5G向けルータと思われるLS01が技適通過
- 2023年01月17日
- Local 5G
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は電波法に基づく技術基準適合証明や工事設計認証などを受けた機器の情報を更新した。
FCNT製のNR/LTE端末「LS01」が2022年12月16日付けでDSP Researchを通じて工事設計認証を取得したことが分かった。
工事設計認証番号は003-220322となっている。
携帯通信網はNR (FR1, TDD) n77/n78/n79, LTE (FDD) B3で工事設計認証を受けている。
無線LANの周波数でも通過しており、2.4GHz帯および5GHz帯を利用できる。
LS01は未発表端末の型番である。
Bluetoothには対応していないため、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応した無線LANルータと思われる。
NTT DOCOMO、KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)、SoftBank Corp.が主要な周波数のひとつとして使用するLTE (FDD) B1や各社の主要な1GHz未満の周波数にも対応していない。
工事設計認証を受けた周波数からNTT DOCOMO、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone、SoftBank Corp.向けではないと判断できる。
Rakuten Mobile (楽天モバイル)がパートナー回線で使用するKDDIおよびOkinawa Cellular TelephoneのLTE (FDD) B18/B26にも対応していないが、固定通信用途の場合は移動を想定していないため、楽天回線に限り対応しても問題はない。
そのため、Rakuten Mobile向けは否定できないが、総務省がローカル5G向けに割当した4600~4900MHzを含めたn79に対応するほか、FCNTはローカル5G向け端末の開発を推進しており、ローカル5G向けが有力と考えられる。
FCNTがローカル5G向けラインナップで展開すると思われる。
スポンサーリンク