Rakuten Turbo 5G (R2314M-JP)はパートナー回線非対応に

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Rakuten Mobile (楽天モバイル)は固定通信用途のRakuten Turboの商用化に伴い台湾のSercomm Corporation (中磊電子)製のホームルーター「Rakuten Turbo 5G (R2314M-JP)」の仕様を公開した。

通信方式および対応周波数が判明しており、NR (FR1, TDD) n77, LTE (FDD) B3を利用できる。

Rakuten Mobileが導入しているNR (FR2, TDD) n257には対応していない。

Rakuten Mobileは携帯通信網が十分に整備されるまでの暫定的な措置としてKDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)とローミング協定を締結している。

Rakuten Mobileが提供する携帯通信サービスではRakuten Mobileが整備した楽天回線に加えて、パートナー回線としてKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが整備した携帯通信網も限定的に利用できる。

パートナー回線では基本的にLTE (FDD) B18/B26を利用するが、Rakuten Turbo 5G (R2314M-JP)では対応していないため、パートナー回線には非対応となる。

Rakuten Turboでは携帯通信技術を使用するが、携帯通信サービスではなく、楽天ひかりと同様に固定通信サービスであるホームインターネットとして提供する。

申し込みの前にはエリアの確認および通信環境の確認が必須で、設置場所として登録した住所に限り利用できるため、楽天回線のエリアで移動せずに利用することを前提としている。

そのため、Rakuten Turbo向けに提供するRakuten Turbo 5G (R2314M-JP)はパートナー回線に非対応でも問題ないと考えられる。

第5世代移動通信システム(5G)のNR方式は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で動作する。

E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用してNR方式とLTE方式で同時通信することになる。

EN-DCの組み合わせはDC_3A_n77Aの1種類である。

通信速度は下り最大2.1Gbps/上り最大218Mbpsとなる。