Rakuten Turbo 5G (R2314M-JP)は台湾のサーコム製、小型基地局で実績
- 2023年01月27日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)が発売したホームルーター「Rakuten Turbo 5G (R2314M-JP)」は台湾のSercomm Corporation (中磊電子)が製造を担当したことが分かった。
Rakuten Turbo 5G (R2314M-JP)は製造元がSercomm Corporation、輸入元がSercomm Japan、販売元がRakuten Mobileとなっている。
そのため、Sercomm CorporationがRakuten Turbo 5G (R2314M-JP)の製造を担当した。
Sercomm Corporationは台湾の台北市南港区に本社が所在する会社である。
輸入元のSercomm JapanはSercomm Corporationの日本法人で、正式な商号はサーコム・ジャパン株式会社となる。
過去にRakuten Mobile向けには小型基地局を納入した実績がある。
Rakuten Mobileに納入した屋内向けスモールセルのJSER0011および屋内向けフェムトセルのRakuten Casa (JSFE0001BK/JSFE0001WH)はSercomm Corporationが製造を担当した。
Sercomm CorporationはRakuten Mobile向けホームルーターの試作機と思われるRCPS01も開発していたが、RCPS01は第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式の周波数はミリ波(mmWave)の28GHz帯にも対応する。
Rakuten Turbo 5G (R2314M-JP)ではNR方式の周波数はサブ6GHz帯(Sub6)の3.7GHz帯に限り対応するため、RCPS01とは異なる端末と考えられる。
なお、NR Bandは3.7GHz帯がFR1のn77、28GHz帯がFR2のn257となる。
RCPS01は2020年11月30日、2021年4月15日、2021年6月23日、2021年9月30日付けで電波法に基づく工事設計認証を通過しており、最初に工事設計認証を通過してから2年以上が経過しているため、製品化は行わないと思われる。
Rakuten Turbo 5G (R2314M-JP)の試作機と思われるR2314Mは2021年12月3日付けで工事設計認証を通過している。
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