Galaxy S23シリーズは歴代Galaxy Sで初のExynos不採用に

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韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)が発表したSamsung Galaxy S23シリーズは歴代のSamsung Galaxy Sラインナップで初めてSamsung Exynosシリーズのチップセットを不採用としたシリーズとなった。

Samsung Galaxy S23シリーズのスマートフォンとしてはSamsung Galaxy S23、Samsung Galaxy S23+、Samsung Galaxy S23 Ultraの3機種を用意した。

いずれもチップセットには米国のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm Technologiesが開発したSnapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxyを搭載する。

Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for GalaxyはQualcomm Technologiesが開発したSnapdragon 8 Gen 2 Mobile PlatformをベースとしてQualcomm TechnologiesとSamsung Electronicsが協力して最適化したという。

Snapdragon 8 Gen 2 Mobile PlatformからはCPUの動作周波数が最大3.19GHzから最大3.36GHzに変更されている。

歴代のSamsung Galaxy Sラインナップとしては初代のSamsung GALAXY SシリーズではSamsung Electronics、Samsung GALAXY S IIシリーズではSamsung Electronics、Qualcomm Technologies、米国のTexas Instruments、米国のBroadcom、Samsung GALAXY S IIIシリーズからSamsung GALAXY S5シリーズまではSamsung ElectronicsおよびQualcomm Technologiesよりチップセットを調達した。

Samsung Galaxy S6シリーズでは初代以来となるSamsung Electronicsの1社を採用したが、Samsung Galaxy S7シリーズからSamsung Galaxy S22シリーズまでは再びSamsung ElectronicsおよびQualcomm Technologiesの2社体制となっていた。

なお、Samsung Galaxy S10シリーズの後継はSamsung Galaxy S20シリーズとなることに留意しておきたい。

これまで、Samsung Electronicsが開発したSamsung Exynosシリーズのチップセットは必ず採用してきたが、Samsung Galaxy S23シリーズでは初めて不採用となった。

シングルベンダ体制はSamsung Galaxy S6シリーズ以来となる。

Samsung Galaxy S23シリーズのスマートフォンは日本を含めたグローバルで展開することが決定している。

2023年2月17日より順次販売する予定である。