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サウジアラビアのstc、サブ6の5Gで4CC CAを実装



サウジアラビア(KSA)の移動体通信事業者(MNO)でstcとして携帯通信事業を行うSaudi Telecom Companyは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式で4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(4CC CA)を実装したと発表した。

4CC CAは4搬送波を使用したキャリアアグリゲーション(CA)である。

無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成であるため、NR方式がプライマリの搬送波として動作する。

サブ6GHz帯(Sub6)を中心とするFR1で定義されたNR BandでFDDとTDDを含めた4の異なる周波数を組み合わせている。

詳細な周波数はFDDが700MHz帯および2.1GHz帯、TDDが2.3GHz帯および3.5GHz帯である。

CAの組み合わせはCA_n1A-n28A-n40A-n78Aとなる。

帯域幅までは公表していないが、700MHz帯のn28および2.1GHz帯のn1がそれぞれ20MHz幅、2.3GHz帯のn40が60MHz幅、3.5GHz帯のn78が100MHz幅になると思われる。

商用環境でNR方式のFR1で4CC CAを実装しており、サウジアラビアのマッカ州(メッカ州)の州都・マッカ市(メッカ市)に所在する基地局で運用を開始している。

Saudi Telecom Companyによると商用環境でNR方式のFR1で4CC CAを実装した事例は中東およびアフリカでは初めてという。

フィンランドのNokia Solutions and Networksおよび台湾のMediaTek (聯発科技)と協力して実装した。

基地局を構成する通信設備はNokia Solutions and Networksが供給している。

検証に使用した携帯端末は通信モデムにMediaTekが開発したMediaTek M80を採用する。

MediaTekはMediaTek M80の仕様としてNR方式のFR1ではFDDとTDDを含めたCAや2搬送波を超えるCAに対応すると公表していた。

そのため、少なくとも3搬送波を使用した3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)には対応すると判断できたが、4CC CAにも対応することが確定した。

Saudi Telecom Companyは商用化する時期に関しては案内していない。

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