北朝鮮の竜勝貿易会社、綾羅島ブランドのスマホを展開

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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のRyongsung Trading Company (竜勝貿易会社)はRungnado (綾羅島)の商標を使用して携帯端末の展開を開始したことが分かった。

Rungnadoのラインナップではスマートフォンおよびフィーチャーフォンを展開している。

スマートフォンは上部に切り欠きがあるディスプレイを搭載する。

リアにはデュアルカメラや指紋認証センサを備える。

カラーバリエーションは3色展開となっている。

フィーチャーフォンはストレート式でテンキーを搭載した形状となる。

防水および防塵に加えて、耐衝撃も有する頑丈な設計を採用している。

カラーバリエーションは1色展開である。

Ryongsung Trading Companyは北朝鮮の首都・平壌市の普通江区域に本社が所在する。

Rungnadoの商標を使用して北朝鮮で携帯端末の販売を行う。

なお、北朝鮮では分野を問わず社名とブランド名が異なる場合も少なくない。

Rungnadoの名称は平壌市の中区域に位置する綾羅島に由来する。

綾羅島は大同江の有名な中州で、筆者は何度か訪れたことがある。

5月1日競技場や綾羅遊戯場など複数の知名度が高い施設も綾羅島に所在する。

綾羅遊戯場には北朝鮮の移動体通信事業者(MNO)でkoryolink (高麗リンク)および高麗網として展開するCHEO Technology JV Company (逓オ技術合作会社)が可搬型基地局を配備している。

筆者はCHEO Technology JV Companyの可搬型基地局を見る目的で入場料を支払い綾羅遊戯場に入場したこともある。

Ryongsung Trading Companyは有名な地名を利用して中低価格帯の製品から携帯端末を展開することになった。