iPhone 14 ProでUQコミュニケーションズのn41を利用可能
- 2023年03月15日
- Report
米国(アメリカ)のApple製のスマートフォン「iPhone 14 Pro」でKDDIの連結子会社であるUQ Communicationsのn41を利用できることを確認した。
UQ Communicationsは同社が割当を受けた広帯域移動無線アクセス(BWA)向け周波数の2.5GHz帯で第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式を順次導入しており、NR BandはFR1のn41として運用している。
Appleが展開するiPhoneは通信事業者ごとに有効な周波数を変更しているため、通信事業者が運用する周波数にハードウェアが対応する場合でも利用できない場合がある。
通信事業者が新たな周波数を導入した場合はソフトウェアアップデートもしくはキャリア設定アップデートを適用して有効な周波数を追加する事例も少なくない。
KDDIがauの公式ウェブサイトに開設した対応周波数帯一覧のページでは携帯電話向け周波数に限り掲載しているため、BWA向け周波数は掲載していない。
UQ Communicationsのn41はKDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone Company (沖縄セルラー電話)の5Gに対応した回線で利用できるが、auの公式ウェブサイトではiPhoneにおけるUQ Communicationsのn41の対応状況は確認できない。
そのため、UQ Communicationsがn41の運用を開始した基地局を特定して付近で実際に検証したところ、iPhone 14 ProでUQ Communicationsのn41を利用できた。
なお、確認に用いたiPhone 14 ProはApple 京都で購入した日本版のA2889で、回線はKDDIが移動体通信事業者(MNO)として提供するpovo2.0を使用した。
OSのバージョンはiOS 16.3.1で、キャリア設定はpovo 53.0である。
少なくとも検証時のハードウェア、ソフトウェア、回線の構成ではUQ Communicationsのn41が有効であることが分かる。
KDDIが移動体通信事業者として提供するauおよびUQ mobileの回線でもUQ Communicationsのn41を利用できると考えられる。
iPhone 14 ProでUQ Communicationsのn41を利用できることを確認したため、n41に対応したiPhoneではUQ Communicationsのn41を利用できると思われる。
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