サムスン電子、バチカン市国にGalaxy製品などを供給

韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)はバチカン市国に携帯端末やデジタルソリューションを供給したことを発表した。

1日に平均で約25,000人の観光客が訪問するバチカン市国では同国を警護するスイス衛兵が装備の近代化を行い、最新のデジタル技術を導入することになった。

通信を安全かつ保護できる携帯端末やデジタルソリューションを必要とするため、Samsung Electronicsの携帯端末やデジタルソリューションを組み合わせて採用することで決定したという。

携帯端末としてはSamsung Galaxy Tab Activeシリーズを採用した。

堅牢で安全なSamsung Galaxy Tab Activeシリーズは全部の厳格な基準を満たしていると説明している。

IP67およびIP68に準拠した防水や防塵に加えて、耐衝撃などの高耐久仕様を備えており、厳しい環境下でも利用が可能である。

バチカン市国はSamsung Galaxy Tab Activeシリーズを採用することで、携帯端末の修理や交換が少なくなると期待感を示した。

Samsung Galaxy Tab Activeシリーズに包括的な端末管理プラットフォームであるKnox Suiteを組み合わせて導入している。

そのため、携帯端末を円滑に設定できるほか、業務に必要なアプリケーションに限りインストールするなど独自のカスタマイズも行える。

なお、イタリアの首都でラツィオ州の州都でもあるローマ市内に位置するバチカン市国には独自の移動体通信事業者(MNO)が存在しておらず、イタリアの移動体通信事業者がバチカン市国の全域をカバーしている。

バチカン市国は国際電気通信連合(International Telecommunication Union：ITU)から国番号(Mobile Country Code：MCC)として225の割当を受けているが、バチカン市国の国番号は使用していない。

世界では割当後に使用していない国番号としては5の国番号が存在しており、バチカン市国の国番号は5の事例のひとつとなる。

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