NTTドコモ、5Gエリアマップで機種選択を実装
- 2023年03月28日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは第5世代移動通信システム(5G)のエリアマップで機種選択の機能を導入したことが分かった。
NTT DOCOMOは概ね毎週月曜日の2時頃を目安として5Gのエリアマップを8日前時点の情報に更新する傾向である。
2023年3月27日には2023年3月19日時点の情報に更新しており、同時に機種選択の機能を導入した。
エリアマップは5G、LTE、LTE (速度別)、FOMAの4種類を掲載しているが、機種選択の機能は5Gに限り利用できる。
NTT DOCOMOが販売する5Gに対応した携帯端末では機種ごとに対応周波数が異なる。
そのため、これまでは5Gのエリアとしてエリアマップに加えて、一覧形式で機種別5Gサービスエリアも掲載していた。
エリアマップでは5Gエリア (28GHz)、5Gエリア (4.5GHz, 3.7GHz)、5Gエリア (3.5GHz, 3.4GHz, 700MHz)の3種類で色を分けていたが、3.5GHz帯、3.4GHz帯、700MHz帯の対応状況は機種ごとに異なるため、5Gエリア (3.5GHz, 3.4GHz, 700MHz)をまとめて1色で表示すると、機種によっては正確な5Gのエリアを判別できない状況となっていた。
しかし、2023年3月27日の更新に伴い機種別5Gサービスエリアに代えて5Gのエリアマップで機種選択の機能を実装しており、機種ごとの5Gのエリアを判別しやすいよう改善されている。
なお、5Gで利用する周波数としては28GHz帯、4.5GHz帯、3.7GHz帯が5G専用の周波数で、3.5GHz帯、3.4GHz帯、700MHz帯が第4世代移動通信システム(4G)から転用した周波数となっている。
5G専用の周波数では広い帯域幅を使用して高速通信を実現できるため、瞬速5G (Lightning Speed 5G)として展開している。
3.4GHz帯と3.5GHz帯の帯域は連続しているため、一部の地域では5Gの導入に伴い1の搬送波として運用する。
5Gの無線方式はNR方式を導入した。
NR Bandは700MHz帯がFR1のn28、3.4GHz帯から3.7GHz帯がFR1のn78、4.5GHz帯がFR1のn79、28GHz帯がFR2のn257となる。
次は2GHz帯でNR方式を導入する計画で、FR1のn1として運用することになる。
2023年度以降にn1を順次導入すると思われる。
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