JTOWER、ベトナム初の5G屋内インフラシェアリング実証実験を実施

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JTOWERはベトナムで第5世代移動通信システム(5G)の屋内インフラシェアリングの実証実験を実施したと発表した。

ベトナムのホーチミン市に所在する商業施設で2023年1月から2023年3月まで実証実験を実施したと案内している。

実証実験を実施するための環境の構築と運用はJTOWERの子会社でベトナム事業を担うSouthern Star Telecommunication Equipmentが担当したという。

5Gを活用したXRコンテンツの提供や大容量データの利活用に関する検証を行い、実証実験を通じてインフラシェアリングの導入によるコスト、電力などの削減の効果を定量的に明らかにした。

5Gの屋内インフラシェアリングの実証実験を実施する事例はベトナムで初となる。

なお、XRコンテンツの提供に向けたソリューションの構築と運用はKDDIのベトナム法人であるKDDI VIETNAM CORPORATIONのホーチミン市支店が担当したという。

JTOWERとKDDIがそれぞれ所有するベトナムの子会社が実証実験に参画したことになる。

参考までに、JTOWERは2019年8月にSouthern Star Telecommunication Equipmentを完全子会社化したことを発表している。

日本とベトナムは1973年9月21日に外交関係を樹立した。

そのため、2023年は日本とベトナムの外交関係樹立50周年を迎える。

外交関係樹立50周年の機会に日本とベトナムの双方の事業体が日越外交関係樹立50周年事業に参加している。

日本とベトナムの相互理解を深めて友好を促進する事業や社会貢献に関連する事業は日越外交関係樹立50周年事業として認定されている。

JTOWERとKDDIの子会社がベトナムで実施した実証実験は2023年3月15日に日越外交関係樹立50周年事業として認定を受けた。