北朝鮮のkoryolinkに出資するエジプトのOIH、観光地開発を強化
- 2023年06月27日
- DPRK
エジプトのOrascom Investment Holding (OIH)は観光地開発分野の事業を強化する方向であることが分かった。
Orascom Investment Holdingは同社が開催した取締役会で同社は再生可能エネルギー、電気自動車、観光地開発の各分野で新たな投資機会に参入する段階にあることを共有したと説明している。
エジプトを最優先としてアフリカを中心に再生可能エネルギー、電気自動車、観光地開発の各分野で事業を展開する方向を示した。
Orascom Investment Holdingは旧社名がOrascom Telecom Media and Technology Holding (OTMT)である。
電気通信分野を中心とする会社から広範な分野で投資する会社に移行する決定を反映してOrascom Telecom Media and Technology HoldingからOrascom Investment Holdingに社名を変更することになった。
なお、社名の変更は2018年7月9日に効力が発生した。
社名の変更後は電気通信分野の事業を縮小しており、一方で電気通信分野以外で事業の拡大を進めている。
エジプトでは完全子会社でエジプトのOrascom Pyramids Entertainment (OPE)がギザ県の県庁所在地・ギザ市に所在するピラミッドで観光地開発を行うための契約をエジプトの政府機関である公共事業分野省(Ministry of Public Business Sector)が所有する国営の会社と締結するなど、観光地開発分野で事業の拡大を推進していることが分かっている。
電気通信分野以外の複数の分野で事業を拡大する方向であるが、特に観光地開発分野の事業を強化すると考えられる。
電気通信分野の事業を縮小した結果として電気通信分野では朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)で行う携帯通信事業が唯一の事業となった。
北朝鮮では関連会社で同国のCHEO Technology JV Company (逓オ技術合作会社)が免許人かつ事業会社となる。
CHEO Technology JV Companyはkoryolink (高麗リンク)および高麗網として携帯通信事業を行う。
北朝鮮で最初に第3世代移動通信システム(3G)の無線方式であるW-CDMA方式を導入した。
移動体通信事業者(MNO)として主要都市を中心に3Gを整備している。
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