ヨルダンのOrange Jordanが5Gを商用化、ヨルダン初の5Gに
- 2023年07月17日
- 海外携帯電話
ヨルダンの移動体通信事業者(MNO)でOrangeとして携帯通信事業を行うPetra Jordanian Mobile Telecommunication Companyは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2023年7月11日に5Gの提供を開始している。
個人顧客と法人顧客、ポストペイドプランとプリペイドプラン、携帯通信用途と固定通信用途、すべて5Gを利用できる。
まずはヨルダンの首都でアンマン県の県都・アンマン市およびイルビド県の県都・イルビド市の一部が5Gのエリアとなる。
米国(アメリカ)のApple、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)の一部のスマートフォンが5Gに対応する。
5Gの無線方式としてはNR方式を導入した。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)公正である。
周波数はサブ6GHz帯(Sub6)となる。
RANの通信設備はフィンランドのNokia Solutions and Networksを採用している。
Nokia Solutions and NetworksはPetra Jordanian Mobile Telecommunication Companyとヨルダン全土を対象に5GのRANの通信設備を供給するための契約を締結しており、Nokia Solutions and NetworksのAirScaleポートフォリオから大規模MIMO (Massive MIMO)に対応した最新のアンテナ一体型無線機を含めたRANの通信設備を供給すると説明している。
なお、Petra Jordanian Mobile Telecommunication Companyはフランスの移動体通信事業者であるOrangeの子会社である。
そのため、Orangeの商標を使用して携帯通信事業を行う。
ヨルダンでは最初に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。
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