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レバノンのOgero、料金を7倍に値上げ



レバノンの政府機関で同国の通信事業者であるOgeroは料金を改定した。

料金の改定は2023年9月1日に効力が発生している。

Ogeroの主要事業は固定通信事業で、固定電話およびインターネットを含めた固定通信の料金が改定の対象となっている。

2023年9月1日以降の料金は2023年8月31日以前の料金に対して一律で7倍となった。

例えば、インターネットの月額料金で2023年8月31日以前は60,000レバノンポンドと90,000レバノンポンドのプランの場合は2023年9月1日以降にはそれぞれ420,000レバノンポンドと630,000レバノンポンドとなる。

なお、通信速度が最大4Mbpsで月間データ通信容量が80GBのプランが420,000レバノンポンド、通信速度が最大50Mbpsで月間データ通信容量が100GBのプランが630,000レバノンポンドに設定されている。

レバノンでは一般的に同国の法定通貨であるレバノンポンド(LBP)に加えて米ドル(USD)も通用しており、過去には料金を米ドルで表記していたが、近年は同国で米ドルの調達が困難であるため、料金の表示をレバノンポンドに改め、レバノンポンド建てでは事実上の7倍の値上げとなった。

事実上の値上げは2022年7月1日にも実施したため、約1年2か月で2度目となった。

Ogeroはレバノンポンドの通貨安を理由に料金を改定しており、レバノンでは公定レートを2023年2月1日付けで1米ドル(約146円)に対して1,570.5レバノンポンドから15,000レバノンポンドに変更するほど通貨安が進んでいる。

通貨安の影響で深刻な電力不足も発生しており、Ogeroでは発電機と燃料を調達して電力の確保と通信設備の維持に努めているが、発電機や燃料の調達にも影響を与えている。

実際、停電に伴う通信サービスの停止も発生した。

安定的な通信設備の維持に向けて料金を改定することになった。

Ogeroは固定通信事業を展開しているが、固定通信用途で携帯通信技術も採用する。

携帯通信技術としては固定電話向けに第2世代移動通信システム(2G)、インターネット向けに第4世代移動通信システム(4G)と第5世代移動通信システム(5G)を導入している。

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