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住友商事傘下のSharing Design、大阪・関西万博で基地局シェアリング事業



Sumitomo Corporation (住友商事)の子会社であるSharing Designは大阪・関西万博の略称で知られる2025年日本国際博覧会で基地局シェアリング事業を行うと発表した。

Sharing Designは移動体通信事業者(MNO)であるNTT DOCOMO、KDDI、SoftBank Corp.、Rakuten Mobile (楽天モバイル)と連携して基地局シェアリングの方法で2025年日本国際博覧会の会場に基地局を構築する。

2025年日本国際博覧会の会場では屋外および主要な屋内施設で2023年11月より基地局の構築を順次開始している。

基地局シェアリングは移動体通信事業者各社が個別に基地局を構築することなく、シェアリング事業者が構築した基地局を複数の移動体通信事業者で共有する方法である。

2025年日本国際博覧会の会場ではSharing Designがシェアリング事業者として機能する。

移動体通信事業者は多数の基地局を構築する必要があるが、基地局シェアリングは用地不足、設備投資、消費電力などの課題に有効と期待されている。

Sharing Designは高度な設計および施工を短期間で行うために大阪府大阪市内で拠点を新設するとともに、大規模なイベントで施工の実績が豊富なKinden Corporationと協業のもと、2025年日本国際博覧会の準備や運営を担う公益社団法人2025年日本国際博覧会協会および移動体通信事業者各社と連携して基地局の構築の準備を進めてきた。

限定的な場所で基地局を構築して広範囲で効率的に第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)を整備する必要があるため、FURUKAWA ELECTRIC (古河電気工業)の協力を得て給電線共用機や共用アンテナも新たに開発した。

無線方式は4GのLTE方式および5GのNR方式を採用しており、NR方式はサブ6GHz帯(Sub6)の周波数を中心として定義したFR1のNR Bandに対応している。

なお、Sharing DesignにはSumitomo Corporationの完全子会社であるSC5GとTokyu Corporation (東急)が出資しており、持分比率はSC5Gが80%、Tokyu Corporationが20%となっている。

2025年日本国際博覧会は2025年4月13日から2025年10月13日まで大阪市此花区の人工島である夢洲で開催する。

Sharing Design

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