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Japan OTICでO-RAN認証を取得した5G無線装置、商用で本格利用



Japan OTICでO-RAN認証を取得した無線装置を商用で本格的に利用を開始した。

これまでに、Japan OTICでは2023年6月16日付けでNEC Corporation (日本電気)製の無線装置であるMB5450にO-RAN認証を発行している。

MB5450に発行したO-RAN認証はJapan OTICが初めて発行したO-RAN認証で、2023年12月8日時点ではJapan OTICが発行した唯一のO-RAN認証となっている。

2023年12月8日に移動体通信事業者(MNO)として携帯通信サービスを商用化したドイツの1&1 Mobilfunkは第5世代移動通信システム(5G)の無線装置としてMB5450を採用した。

なお、2022年12月28日には携帯通信網を活用した固定通信サービスを商用化したが、エリアの都合から固定通信サービスは小規模に提供したほか、初期は無線装置としてNEC Corporation製でRakuten Mobile (楽天モバイル)向けと同型のMB5420を展開していた。

携帯通信サービスの商用化に向けてMB5450を展開しており、MB5420からMB5450に交換も進めた。

そのため、携帯通信サービスの商用化に伴いMB5450の利用を本格的に開始した状況で、Japan OTICでO-RAN認証を取得した無線装置を商用の携帯通信サービスで本格的に利用する最初の事例となった。

MB5450はMassive MIMO (大規模MIMO)に対応したアンテナ一体型無線装置である。

オープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)の標準仕様の策定を推進する標準化団体であるO-RAN ALLIANCEで策定したO-RANフロントホール仕様に準拠する。

無線方式はNR方式、無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成とノンスタンドアローン(NSA)構成、周波数はTDDで3300~3800MHz、NR BandはFR1のn77およびn78に対応している。

1搬送波あたりの帯域幅は最大100MHz幅で、キャリアアグリゲーション(CA)は2搬送波まで対応しており、合計の帯域幅はCAを適用時に最大200MHz幅となる。

1&1 Mobilfunkでは50MHz幅の1搬送波でn78として運用する。

NEC CorporationはRakuten Group (楽天グループ)がRakuten Mobileを通じて完全所有するRakuten Symphony (楽天シンフォニー)を通じて1&1 MobilfunkにMB5450を供給している。

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