米Globalstarが5G基地局を発売へ、XCOM RANのラインナップか

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米国(アメリカ)のGlobalstar製の基地局「Globalstar 5G RRU」が2024年5月20日付けで米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission：FCC)の認証を通過した。

FCC IDは2BFOOGLOB5GRRUである。

Globalstar 5G RRUは基地局を構成する無線装置で、無線方式は第5世代移動通信システム(5G)のNR方式、NR BandはFR1のn48に対応する。

市民ブロードバンド無線サービス(Citizens Broadband Radio Service：CBRS)の周波数でNR方式を導入する場合にn48として運用できるため、市民ブロードバンド無線サービスの周波数で動作する5Gの無線装置と分かる。

連邦通信委員会ではオリジナル機器ではなく、識別情報の変更として認証を受けた。

オリジナル機器と電気的に共通で、新たにFCC IDを取得する場合に識別情報の変更として連邦通信委員会の認証を通過する。

オリジナル機器のFCC IDは2A9NZXCOM5GRRUであるため、米国のXCOM Labs製のXCOM 632 5G RRUがオリジナル機器となる。

XCOM 632 5G RRUは中国のBaicells Technologies (北京伯才邦技術)製のGamma632がベースとなっている。

Gamma632をベースに開発したXCOM Labsのブランドで展開する無線装置と電気的に共通の無線装置としてGlobalstarのブランドでも連邦通信委員会の認証を受けたことになる。

XCOM LabsはGlobalstarの最高経営責任者(CEO)が設立した事業体で、GlobalstarおよびXCOM LabsはGlobalstarが特定の主要なXCOM Labsの技術を独占的に使用するためのライセンス契約を締結した。

GlobalstarはXCOM Labsの技術を活用してXCOM RANとして基地局を構成する通信設備を提供する計画を発表しており、Globalstar 5G RRUもXCOM RANのラインナップで展開すると思われる。

連邦通信委員会