ソフトバンクが5Gを下り最大5.0Gbpsに高速化、日本最速に
- 2024年06月09日
- SoftBank-総合
SoftBank Corp.は第5世代移動通信システム(5G)の通信速度を高速化したことが分かった。
SoftBank Corp.が2024年6月7日に発売したSony Corporation製のXperia 1 VI (A401SO)は5Gの通信速度が下り最大5.0Gbps/上り最大902Mbpsとなる。
これまで、SoftBank Corp.の5Gは下り最大3.7Gbps/上り最大902Mbpsが最速であるため、Xperia 1 VI (A401SO)の発売に伴い下りの通信速度の高速化を実現したことになる。
下りの通信速度は1.3Gbpsもしくは35%の高速化となった。
Xperia 1 VI (A401SO)の発売時点では下り最大5.0Gbpsは山形県酒田市の限定したエリアで提供している。
下り最大5.0Gbpsで提供するエリアは減少する場合があるほか、SoftBank Corp.が提供するネットワーク設備の通信経路によって下り最大5.0Gbpsで提供できない場合があるという。
ほかの日本の携帯電話事業者が提供する5Gの通信速度はNTT DOCOMOおよびKDDIが下り最大4.9Gbps/上り最大1.1Gbpsで、Rakuten Mobile (楽天モバイル)が下り最大2.74Gbps/上り最大480Mbpsとなっている。
なお、NTT DOCOMOでは2024年4月11日に発売した韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のGalaxy S24 Ultra SC-52Eおよび2024年4月11日に発売したSony Corporation製のXperia 1 VI SO-51Eが下り最大6.6Gbpsに対応すると案内しているが、いずれも2024年夏以降にソフトウェアのアップデートを提供して下り最大6.6Gbpsに対応する予定で、発売時点では下り最大4.9Gbpsである。
そのため、2024年6月7日時点ではSoftBank Corp.の下り最大5.0Gbpsが日本の携帯電話事業者の5Gとしては最速となる。
なお、表記の通信速度は技術規格上の理論値で、通信環境などで実際の通信速度は変動する。
スポンサーリンク