GlocalMeのuCloudlink、携帯端末事業を香港からシンガポールに移管

Tweet

香港特別行政区のuCloudlink Groupは携帯端末事業を香港特別行政区からシンガポールに移管したことが分かった。

UuCloudlink Groupは持株会社で、同社の完全子会社で香港特別行政区のHong Kong uCloudlink Network Technology (香港特別行政区)を通じてGlocalMeとして携帯端末事業を展開してきた。

しかし、携帯端末事業をHong Kong uCloudlink Network TechnologyからシンガポールのUCLOUDLINK (SINGAPORE)に移管した模様である。

本体のラベルや取扱説明書に記載する製造者の名義はHong Kong uCloudlink Network TechnologyからUCLOUDLINK (SINGAPORE)に変更しており、携帯端末事業の事業会社をUCLOUDLINK (SINGAPORE)に変更したと考えられる。

Hong Kong uCloudlink Network TechnologyおよびUCLOUDLINK (SINGAPORE)はuCloudlink Groupが直接的に所有する完全子会社で、Hong Kong uCloudlink Network TechnologyとUCLOUDLINK (SINGAPORE)は兄弟会社となる。

日本法人としてはuCloudlink Japanを設立しており、所有構造はuCloudlink Groupが直接的に所有する完全子会社で香港特別行政区のUuCloudlink (HK)が直接的に所有する完全子会社となっている。

携帯端末事業の事業会社の変更に伴い各種認証機関の認証取扱業者などもHong Kong uCloudlink Network TechnologyからUCLOUDLINK (SINGAPORE)に変更している。

日本の認証である電波法に基づく工事設計認証では2023年9月19日に通過した機器までは認証取扱業者がHong Kong uCloudlink Network Technologyであるが、2024年1月23日付けの再通過を除いて2023年11月22日からはUCLOUDLINK (SINGAPORE)が認証取扱業者である。

米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission：FCC)の認証では2023年7月27日に通過した機器まではHong Kong uCloudlink Network Technologyが申請者であるが、2024年1月25日付けの再通過を除いて2023年10月13日からはUCLOUDLINK (SINGAPORE)が申請者として機能する。

Hong Kong uCloudlink Network Technologyとしては日本の移動体通信事業者(MNO)に携帯端末を納入した実績もある。

SoftBank Corp.がY!mobileのラインナップでHong Kong uCloudlink Network Technology製のPocket WiFi 701UCを発売した。