米AST SpaceMobileのスペースモバイル、VerizonとAT&Tで周波数を共有へ
- 2024年08月07日
- 海外携帯電話
米国(アメリカ)のAST SpaceMobileはスペースモバイルで利用する周波数を米国のVerizon CommunicationsおよびAT&Tで共有することを公表した。
AST SpaceMobileはスペースモバイルとして衛星と携帯端末の直接通信による通信サービスの実現に向けて準備を進めている。
低軌道衛星から地上の移動体通信事業者(MNO)と同一の無線方式および周波数で携帯通信網を構築するため、一般的な携帯端末でも利用できる。
周波数は地上の移動体通信事業者が割当を受けた周波数を借りることになる。
これまでに、AST SpaceMobileは米国では完全子会社で米国の事業会社であるAST & Scienceを通じて2024年5月10日にVerizon Communicationsが完全所有および管理する米国のジェネラル・パートナーシップであるCellco Partnershipと覚書を締結したほか、2024年5月23日にはAT&Tの完全子会社で米国のAT&T Servicesと商業契約を締結した。
AT&T Servicesは700MHz帯と850MHz帯の貸出でAST & Scienceと契約を締結しており、Cellco Partnershipは850MHz帯をAST & Scienceに貸出する予定である。
AST & Scienceは米国ではCellco PartnershipとAT&T Servicesから借りた周波数で携帯通信網を構築するが、Cellco PartnershipとAT&T Servicesが貸出した850MHz帯はともに区別なくCellco PartnershipとAT&T Servicesの両方の加入者が利用できるという。
事実上、スペースモバイルではCellco PartnershipとAT&T Servicesで850MHz帯を共有することになる。
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